6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-11

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6月の観劇メモ

観劇した後に感想を書こうと思っていても、時間がなくて結局スルーしちゃうことが多いので、1カ月分をメモとして書き留めておきます。
もう観てからだいぶ時間が経っているものも多いので、あくまで記憶の範囲ということで・・・。
(ちなみに、観てもピンとこなかった作品や、マイナスの批評しか書けないような作品はあえて挙げませんでした) ■「頭痛肩こり樋口一葉」(5日13時、南座)

井上ひさしの名作。やはりホンがしっかりしてて面白い。
主演の夏子(一葉)役の田畑智子ちゃんは、南座から徒歩数分の超有名老舗料亭「鳥居本」のお嬢さんなので、客席にもお知り合いや祇園町の関係者が多く、客席全体が「故郷に錦を飾る親戚の娘をあったかく見守るおばあちゃん」モードになってるのが微笑ましかった。
幽霊・花蛍役の池端慎之介が場をさらってダントツに目をひくが、他のキャストも好演。
元武家の娘を演じる杜けあきさんは、元男役トップらしい品格ある美しさ、強さがあって素敵。歌も男役っぽく凛々しい感じでたっぷり歌ってくれました。
みろりちゃんは きちんとしたお嬢さん→若奥様→夫に無理やり離婚させられ遊郭に売られる という波乱万丈の役どころですが、どんなに身を持ち崩していても芯は品がある、という表現が上手くて良かったです。

■木ノ下歌舞伎「桂川連理柵」(5日19時、アトリエ劇研)

京都の若手の小劇団「木ノ下歌舞伎」は、結成3、4年になるのかな。
歌舞伎の名作を小劇場的に再構築する、という試みを続けている劇団です。
以前から一度観ようと思っていたのですが、なかなか日時が合わず、今回初観劇。
主要登場人物のお半、長右衛門、妻お絹だけが俳優が演じてて、後は文楽のように人形(といっても布に綿を詰めただけのものですが)で表現、舞台の両端に男性と女性の語り手が一人ずついて、文楽太夫のように語ります。
なかなか面白い試みだとは思ったけど、ここからどういう方向へ進もうとしているのかなぁ。何を目指しているのか、ちょっと聞いてみたい気がします。
文楽の「桂川連理柵」は2005年、南座公演で観ました。
吉田玉男さんが長右衛門を遣っておられて(これが結局、最後の舞台でしたね・・・(泣))、それはそれは色気のあるいい男で、お半が憧れるのも、お絹がかばうのも仕方ないなと思わせられたものでした。
でも、冷静に見ると、ホントどうしようもない男ですよね、長右衛門って。
40近い分別ある大人が14歳の小娘に手を出しちゃうんですもんねぇ。
聡明で貞淑なお絹が健気で可哀想で、今回はひたすらお絹に感情移入して観てしまいました。

■「NINAGAWA十二夜」(10日11時半、新橋演舞場)

来月の大阪松竹座公演に向けた事前取材のため日帰り出張。
2005年歌舞伎座の初演時から観たかったのですが、今回ようやく初観劇。
蜷川さんの舞台は手癖がありますが、やはりオープニングの全面鏡としだれ桜は圧巻ですねー。
ただ、冒頭から船のシーンくらいまで観ただけでもう十分な気がしてしまう気もする(笑)
菊之助は琵琶姫の姿も獅子丸の姿も主膳之助の姿もどれも綺麗で眼福でした。
ただ、装置やら転換やらは絢爛豪華なんだけど、どの場面も基本、ずっと2人か3人で部屋で対面して話をしていて動きのない場面が多いので、途中からダレてくる感がありました。
今回、3幕から2幕構成になり、時間も40分近く縮めたそうですが、まだ長すぎる気がしたなぁ。
終演後に話を聞いた菊之助は、涼しげな美貌に理知的でスマートな話しぶりが、さすが御曹司という感じで素敵でした。でも、隣に座ってるパパ菊五郎はオヤジギャグとか連発して庶民的なノリなんですよねぇ。親子全然似てなくて面白かったです(笑)

■茂山家狂言「業平餅」(12日19時、京都観世会館)

人間国宝・千作師と長男千五郎、その長男正邦、そしてこの日初舞台の正邦の息子の双子ちゃん、竜正・虎真、という4世代が共演した記念の舞台。
稚児の役の双子ちゃんが、じっと座っている場面でもキョロキョロしてたり、最後に立ち上がる時に星座で足がしびれたようでよろよろしてたり・・・で微笑ましかったです。
途中、昨年くらいからかなり足腰が弱っておられる89歳の千作師が上手く立ち上がれず倒れそうになる場面があり、会場中に緊張が走りました。大事なくて本当に良かったです。
演技やせりふは全く問題ないお元気さなのですが・・・。
「存在そのものが狂言」のような千作師。どうか一日でも長く舞台に立っていただきたいなぁ、と思います。

■「喜寿記念 坂東竹三郎の世界」(14日11時、大阪松竹座)

上方歌舞伎に欠かせない味のある女形、竹三郎さん。
いつも謙虚で丁寧で熱心で、人柄もとても素敵な方です。
メインの出し物は44年ぶり上演の「怪異 有馬猫」でしたが、私は「名物喧嘩茶屋(お種と仙太郎)」の方が面白かったです。いや、あらためて、ようできた話やね。
次代の上方歌舞伎を担うスター候補、成駒屋のかずくん(中村壱太郎、人間国宝坂田藤十郎の孫、中村翫雀の長男です)が出演してるのも良かった。
まだ18歳のかずくん。こういう地道な舞台で経験を積んでコツコツと勉強して、しっかり実力をつけてほしいなと思います。

■遊劇体「海神別荘」(16日19時半、ウイングフィールド)

京都の劇団「遊劇体」は、能を思わせるようなシンプルで幻想的な幽玄美で、人間の心の深淵を切り取る質の高い舞台を作り続けていて、玄人に評価の高い劇団です。
今回は泉鏡花原作の「海神別荘」。
狭くて天井も低い小劇場の空間が、まるで海の底のように思えて不思議な雰囲気でした。
「そう来たか!」と思ったのは、海神別荘の主・美貌の公子を女優さんが演じたこと。
もちろん連れてこられた美女役も女優、女官たちも女優なので、なんだかタカラヅカでもできそう、と思ってしまいました。
大劇場は無理でもバウとか・・・いや、レビューの1場面なら使えそうじゃないですか?
公子役はゆうひさんでも美しいと思いますが、やっぱりエリタンがはまりそう。ドSだし。鬼畜だし(笑)
途中から、公子をエリタンに置き換えて観てしまいました(笑)

■加藤健一事務所「パパ、I LOVE YOU!」(20日17時、京都府民ホールアルティ)

カトケン事務所は、私が学生時代から唯一見続けている劇団です。
ウェルメイドな翻訳劇が主ですが、やはりとにかくいつも加藤さんの巧さと情熱に圧倒されます。
(ちなみに加藤さんはつか事務所の出身で、舞台版の初演「蒲田行進曲」で銀ちゃんを演った俳優さんなんですよ。なんだか不思議な縁を感じます)
最近は、東京でしか公演がない作品もあったりして、久し振りに観たのですが、いやぁ、面白かったー!!!
爆笑に次ぐ爆笑でしたよ。
息を抜く所が一切ない、ノンストップの暴走特急のようなストーリー展開。
この完成度、このスピード、このテンションで芝居を完成させたカンパニー全員に大拍手です。
加藤さんの親友の医師役の小倉久寛さんが、実にハマリ役でしたね。
テレビで見る世間的なイメージの小倉久寛そのもののような役なのですが、でも、決して素ではなく、たぶん緻密な演技なんですよね。すごいわー(笑)
加藤さんの実の息子が息子役で出ていたのですが、「全然似てないし!」とか言うのが事実全く似てなくて笑えた。
このキャスティングはある意味飛び道具で禁じ手だと思うのですが、それすらもちゃっかり利用して笑いを取ってるところがさすがだと思いました。

■「鴨川ホルモー」(24日18時半、京都芸術劇場春秋座)

全然期待しないで観に行ったのですが、すっごく面白かった!
同じ制作事務所で作った「夜も短し恋せよ乙女」は、あまりに原作を忠実に舞台化しすぎて散漫になってた印象だったのですが(でもヒロイン「黒髪の乙女」役の田中美保ちゃんは超カワイかった! 事前インタビューもしたのですが、ありえないくらい小顔でありえないくらい手足が長くて細くて、バンビちゃんみたいなお顔が超絶可愛くて、でも結構しっかりいろいろ考えて地に足つけて仕事してる感があって、おねーさん思わずデレデレしちゃいました(笑))、こちらはいい意味で原作を書き換えて、若い世代が、そして若い日を通り過ぎてきた誰もが共感できる「青春群像劇」に仕上げていました。
脚本・演出は鄭義信。
映画「血と骨」などの脚本で知られ、昨年「焼肉ドラゴン」で各種演劇賞を総なめした方ですよね。
さすが上手いなぁ、とうならされました。

出演者も皆若くてまだ知名度が低い俳優さんたちなのですが、みんな魅力的でした。
主役の安部の石田卓也くんは、ちょっとTOKIOの山口くんの若いころに似てるかな。不器用で真っ直ぐで、好感が持てる青年です。
ライバル芦屋は山口龍人くん。原作を読んでエリートタイプのイケメンをイメージしていたのですが、金髪ワイルド系のイケメンで、なるほど、こういう解釈もありか、と思いました。
女子2人、早良京子と楠木ふみも、なんとなくイメージにあっててどっちもキュート。
京子は方言(東北出身?)でしゃべったりしてて、原作よりも若干女子が共感しやすいキャラ(それでも十分ジコチューですが)に改良されてます。
双子の三好兄弟を姉妹にした分、女子キャラが増えて華やかに。
原作ではほとんど描写のない松永と坂上がほんのりBLっぽい関係に描かれてて今風な感じなんだけど、そんな中、「生きる意味が分からない・・・」とウツが入る松永(あれ、坂上だっけ、どっちだっけ、いい加減ですみません(汗))に、「俺がいても? 俺の存在は生きる意味にならないのかよ」と坂上が言う場面は、なんか胸にぐっと来ました。ああ、人は若い時にこうやって「生きる意味」と呼べる相手に出会わなきゃいけないんだよ、そのためには、部屋に閉じこもって一人でネットばっかやってないで、傷ついても切なくても外に出て人と交わらなきゃいけないんだよ、ってメッセージが伝わってくるような気がしました。
ホルモーの場面をどう舞台化するのかな、と思いましたが、なるほどな、という演出で。
むしろ、「レナウン娘」の場面で本当に脱いで全裸になったことにびっくりしました(笑)
あと、特筆すべきはほぼオリキャラの安部先輩ですかね。「エグザイル」ネタはいま限りかもしれませんが、場をさらってました。

それにしても・・・学生時代、朝まででもバカやって騒いで過ごしていられた日々を懐かしく思い出しました。
今振り返るとばかみたいにしょーもないこと、全然たいしたことじゃないことに、皆でこだわって必死になってた、そんな日々。

実は私は、「ホルモー」「夜も短し」の両作品の舞台となっている某大学の出身でして。
だから余計に、作中の何気ない場面に「うん、わかるわかる」ってとこが多くて、とても楽しかったです。
京都の地名もたくさん出てくるけど、きっと、よその方よりも地元の私たちの方が、距離感覚とか場所のイメージとかをちゃんと持ってる分、いっそう深く味わえてラッキーだなと思います。

友情。恋。そしてホルモー。
そんな、ばかばかしいけどかけがえのない青春の輝きが詰まったお芝居です。
もう公演は終わってしまいましたが、7月28日にWOWOWで放送されるそうですので、よろしければぜひご覧になってみてください。

■「うたかたのオペラ」(26日、大阪松竹座)

リカさん主演のドラマティック・レビュー。
大阪でたった3日間のみの公演だったので、ファンの方でもご覧になれなかった方が多いのでは。
(もともと6月の松竹座は「西遊記」の予定だったのですが、諸般の事情(爆)でポシャってしまい、その代わりとして急遽決まった公演でしたから・・・)
「元男役トップスターという生き物」リカさんの多面的な魅力が詰まった大人のレビューでした。
ブラッシュアップして、ぜひいずれ東京や他都市でも再演されるといいな、と思います。

正確には、初日の午後のゲネプロを観ました。
なので、歌はちょっとセーブして歌っておられたようなので、本番と印象が違うかもしれませんが・・・。

戦中の満州を思わせる都市の片隅にあるレビュー小屋。
逃げ込んできた脱走兵は、妖しく美しい歌姫メイファに魅了される。
ある時は男装して黒燕尾で踊り、ある時は妖艶なチャイナドレスで「蘇州夜曲」を繊細な歌声で響かせるメイファは、実は満州の王族の娘で、女スパイでもあった。
・・・という、李香蘭と川島芳子を足したようなイメージの役です。
メイファは、道化のドクトル・ケスラー、実は満州の陰の支配者アマカスと組んでさまざまな陰謀を企てるが、ついに敗戦の色濃くなり、仲間たちを逃がした後、2人で自決する・・・。
2人の関係は、作中でははっきりと明示されないのですが、アマカスは最後に「君を幸せにしたかった」と叫び、メイファはすべてを超越した透明な微笑みでそれにこたえる。
互いに逃げない理由として、「この国は私が作った国だ」というアマカスに、メイファは「この国は私は生まれた国よ」と誇り高く宣言する。もちろんそれも理由の一つなんだろうけど、やはりメイファは本心ではアマカスを愛していて、彼が逃げないから・・・死の瞬間は彼と共にいたいから自分も逃げないのだ、という解釈でリカさんは演じているのかな、というふうに見えました。

・・・つか、あくまでレビューなので、筋はあってないようなものなのですが。
とにかく、リカさんのビジュアルがすべてです!
お衣装は全部で9着。
オープニングは黒燕尾で登場。でも、ヅカの男役の黒燕尾とは一味違って、くしゃくしゃっとしたシルクハットを斜めにかぶって、ちょっと着崩した、頽廃的な雰囲気の着こなしなの。
そして、舞台上でパッと早替わりすると、白シャツに黒の太ももギリギリのホットパンツに。
ながーくて美しいおみ足をこれでもかというくらい見せつけて踊りまくってくれます。
制作発表の時、構成・脚本の横内謙介さんが「女ねずみ小僧」の時に、稽古場や劇場の入り出でいつもリカさんが超ミニやホットパンツをはいていて、「なんて綺麗な足なんだ! ねずみ小僧なんかの衣装で隠すのはもったいない!」と思ってた、とおっしゃってましたが(笑)
さらに、脚の付け根くらいからぱっくりスリットが入った真っ赤なチャイナドレスとか、レオパード柄のタイトなミニワンピとか、川島芳子風のカーキの軍服とか、黒のシンプルだけどエレガントな、後ろの裾がウェディングベールみたいに長く引きずるようになったゴージャスドレス(本物のバロックパールのネックレス付き)とか・・・。
どれも体の線がくっきりはっきり出るお衣装ばかりで、まさにリカさんにしか着こなせないお衣装でした。

男でもなく、女でもなく、いや、男でもあり、女でもあり、両性具有・・・というのともちょっと違って、とにかく「元男役」としか言えない独特の個性。
「紫吹淳」を堪能できる、芳醇なワインのような舞台でした。


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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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