6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-06

少年は今、大人になる@月組「ラストプレイ」新公観劇報告

ラインナップ発表もあったし、月ショー報告も途中なのですが、印象が薄れないうちに、先に新公報告を。
新公演出は稲葉センセ。
本公演とほとんど違いはなかったのですが、みりおちゃんの持ち味から、よりシンプルに、「少年の成長物語」という本質が浮き彫りになっていました。

いや、物語の設定上、冒頭のアリステアはまだハタチそこそこ、下手すれば10代なはずで、確かにアサちゃんは十分若作り(爆!)できてて可愛く演じてるのですが、でも、やっぱりみりおちゃんの方が、見た目からいっても10代って言われても自然だし・・・(爆)

・・・つか、暴言を承知で言いますが、

(もし、「ラストプレイ」のお話大好き! ハリーはネ申! って方がいらしたら、この先はどうかお読みにならないで、ウインドウを閉じてくださいませ)

新公観て、あらためて思いました。
ホント、単調でつまんない話だなー、と(爆爆爆!!!)

駄作とは言わないけど、凡作ですよねぇ・・・。

キャラの魅力と、スカスカで行間ありまくりの脚本の、その余白部分を個々の観客が妄想で埋めることで成り立ってる芝居だからなぁ。
なまじ本公演のアテ書きが上手くいってる分、下級生たちにとっては難しかっただろうな、と思います。


そんな脚本を、「しょせん新公レベル」の作品ではなく、きちんとしたクオリティのある作品に仕上げていたのは、もちろんみりおちゃんの力と、そして、2番手役に大抜擢された珠城りょうくんの力が非常に大きかったと思います。
いや、みりおちゃんの実力は十分分かってるし、あれだけできて当然、で驚きはなかったけど、珠城くんにはホントびっくり!!!
すごいよ、あれで研2なんて。
大型新人が誕生する瞬間を目撃したなぁ、と思いました。


では、キャストごとに感想を。


■アリステア@みりおちゃん(本役:アサちゃん)

みりおちゃんにとっては最後の新公。
相変わらず安定した実力で、安心して観られます。

↑にも書きましたが、冒頭はおそらく10代で、数年後で20代半ばくらい?
設定に無理がなく、ちゃんと、「心に傷を抱えた少年が、大人(ムーア)と出会い、彼に導かれてトラウマを乗り越え、大人への階段を上る」物語になっていました。
本公演の感想で、アリステアの好きなところは、「暗い生い立ちにもかかわらず、真っ直ぐさが失われていないところ」と書きましたが、そこが、みりおちゃんの持ち味である「魂の健やかさ」にドンピシャで、心地よく観られました。
本公演では、あの緊急時には夢中でピアノを弾けたけど、平常時でも本当に弾けるのか、またウジウジ考え込まないか、という一抹の心配があるんですけど(笑)、このアリステアなら、あれでちゃんとトラウマを乗り越えたんだ、もうこれからはいつでもピアノが弾けるはず、ってことを容易に信じられます。

アサちゃんよりも、より繊細で優しげなアリステア。
冒頭のヘレナとのやりとりも、恋愛感情ではないにしろ、愛が感じられて、ああ、アリステアにとって、ヘレナは特別な大切な存在なんだなぁ、ということが伝わってきます。
院長先生に捨てられた時の不安げなまなざしは天使のように可愛いです(笑)
記憶喪失の時に、サナトリウムに会いに来たエスメラルダやムーアに挨拶する時の、優しい、穏やかな、でも微かにつらそうな声音も、すごく良かった。
記憶が戻る時、アイリーンに「一人にしないで」ってすがるとこも超可愛いし。

唯一の懸念は、やはりノドですかね。
今までもそうだったんですけど、みりおちゃんはノドが弱いのか、新公みたいにセリフや歌が多いと、すぐにノドがガラガラした感じになってきちゃうんですよね。
今回は歌がそんなに多くないこともあってか、「浮橋」や「エリザ」よりはましでしたが。
将来、必ずトップになるであろうひとなので、この、ノドの問題だけはなんとか克服してほしいと思います。

■ムーア@珠城りょうくん(本役:キリヤン)

いやぁ、上手かったです!
まだまだ荒削りな部分は確かにあるけれど、研2という学年を考えれば申し分ない出来です。

とにかく舞台度胸が満点!
オープニングで、ムーアがセンターで男役を率いて踊ったりソロで歌うとこがあるんですけど、最初からものすごく堂々としてるの。
大物感を感じます。

頬骨が高くて鼻筋がスーッと通ってて、顔がちょっとゴツゴツした感じが男っぽくて、ちょっとソノカに似た面差し。
みりおちゃんがちっちゃいこともあってか、ガタイの良さが目につきます。
姿勢とか立ち居振る舞いにも女の子っぽさが全然なく、この学年でちゃんと男役のビジュアルと声ができてて、しかも、みりおちゃんより年上に見せられるのは、かなり高得点です。

お歌も、もちろんキリヤンとは比べられませんが、結構歌えてたし。

お芝居も、コメディ部分はまだまだ固いところもあったけど、基本的にはきっちり演じられてたし。

ただ、ムーア→アリステアへの思いはしっかり表現できてたけど、エスメラルダへの愛がまだあまり感じられなかったことだけが課題でしょうか。
歴史の長いキリアイと比べちゃうと、どうしても物足りないのは仕方ないですが。

それにしても、大型新人です。
次は「スカピン」。みりおちゃんが卒業して、どんな布陣になるのかは未知数ですが、彼ならパーシーでもショーブランでも、どっちでもイケそうですよ。楽しみです。

■ジークムント@ゆりやくん(本役:あひちゃん)

ゆりやくんは相変わらず綺麗で、特に紫色のスーツがとてもお似合いで美形でしたが、あひちゃん独特のヘタレな持ち味にアテ書きされた役なので、難しかったと思います。
ゆりやくんだと、普通に美形の二枚目なので、そこまで面白さが出ないというか・・・。
本公演ではあひその2人ともに笑えたところも、ヴィクトールが一人で持っていっちゃってました。
「俺は去る」のところも、あひちゃんの退団がないと、意味分かんないしね。
(ここは、「サルになるのか」っていうヴィクトールのセリフの間も若干早すぎました)
本公演だと素のあひそのと重ねてバカップル萌えできるけど、それもないし。
ゆりやくん的には十分頑張っていたとは思います。

■グラハム@としちゃん(本役:マヤさん)

マヤさんの役を下級生がやるのは本当に難しいと思いますが、よく頑張っていました。
お髭もなくて、見た目がお年寄りに見えないので、最初の「アンティーク? あなたが?」のところは全然笑えませんでしたが。
あと、一人称が「わし」なのにも違和感がありましたが。
でも、後半に行くにしたがって、どんどん盛り上がって面白くなりました。
記憶喪失のアリステアに会いに来たところの、「グー・・・・・・ラハム」の辺りが一番ウケてたかな。マヤさんとは微妙に言い方が違いました。

■エルネスト@みっしょん(本役:ナホさま)

みっしょんも濃い役を胡散臭く演じていましたが、ナホさまの濃さと比べるとおとなしかったような・・・。
美貌のひとだけに、冒頭の冷たい院長先生のところは、より冷酷な感じが出てて怖かったですね。

■ローザ@あんじちゃん(本役:あーさま)

いやぁ、すごかったです。
新公メンバーの中で一番思いきった演技でした。

本役のあーちゃんも十分ブッとんでるんですけど、それ以上にイッちゃってて怖いよぅ(笑)
表情とかセリフの言い方とか、やりすぎ! っていうくらいブッとんでて拍手喝采でした。
記憶喪失のアリステアに会いに来て帰るところで、院長先生に引きずられていく最後まで表情がすごくて、面白かったです。

■ヴィクトール@貴千碧くん(本役:そのか)

上手かったです!
そのか独特のヘタレっぷりを見事に自分のものにして演じてて、一番ウケてました。
これは、貴千くんがお芝居が上手かったのか、それとも彼自身もヘタレで役にハマったのか、どっちなんだろう(笑)
声が裏返る感じとか、絶妙でした。

■ローレンス@ちなつちゃん(本役:もりえちゃん)

すいません、愛ゆえに辛口で言わせていただくと。

新公ローレンスは、一言でいって「無難」な出来だったように思います。

前回のエルマーもそうだったんですが、もともと芝居心のあるひとだと思うし、演技の実力もそこそこあるだけに、小さくまとまりがちなところがちょっと残念で・・・。

本役は、もりえちゃんの独特の味で笑える役になっているのですが、その「味」の部分がないので、ローレンスが何をやってもあんまりおかしくない、というか・・・そんな感じでした。
すごく真面目っぽく見えちゃうの。

うーん、難しいね。
なんとか、ちなつちゃんなりの味付けで頑張ってほしいと思います。

でもね、ビジュアルは文句なし。
黒の三つ揃いのスーツがめちゃ似合ってて惚れぼれします。
上から目線の冷たい表情もgoodです。
新公メンバーの中で見ると、ダントツに男役が出来てて、端正な大人の男ですよ。

ああ、本公演だとどうなんだろう。観たいです・・・。

その他の出番では、オープニングのダンスシーンで、ムーアとエスメラルダが最初にペアで踊っている時に、上手側最前列に立っていました。
(ちなみに下手側にはゆりやくん。他の男役たちは後ろで踊ってる)
この立ち姿もめちゃカッコ良かったです。

そして、カジノのシーンでは、一番上手側のテーブルに座ってました。
この座ってる姿も、大人の男っぽくて超カッコイイです。
コンパニオンの黒いドレス姿のしずくちゃんとずっとしゃべってたり、シガレットガールからタバコを買ったりしてましたよ。
同じテーブルに座ってた、若草色のドレスの娘役ちゃん、上品で綺麗なコだなと思ったんですが、誰だったのかな・・・。

■エスメラルダ@らんちゃん(本役:あいちゃん)

新公のたびに、あいちゃんのビジュアルがどれだけすごいかを思い知らされます。
本来、らんちゃんもすごくカワイイはずなのに、エスメラルダの鬘とお衣装が全く似合わないの。
スタイルが悪く、顔が大きく見えちゃうのは気の毒でした。

お芝居は、まあまあ良かったと思います。
エスメラルダの優しくて情の深いところをきっちりと演じてました。

お歌は・・・ヒヤヒヤしましたが、今回は歌が少なかったので、まだ良かった(爆)

■アロイス@響れおな(本役:マギー)

真面目で熱いお医者様でした。

■アイリーン@りおんちゃん(本役:すーちゃん)

綺麗でしっかりした看護婦さん、りおんちゃんにぴったりでした。
まず声がいいですよね。
サナトリウムでの最初のセリフから、まろやかな声で聞き惚れました。

ただ、「1時間か・・・2時間」「どっちですか!(怒)」のとことかは、すーちゃんのキャラもあって笑えるんだけど、新公では笑いは起こりませんでした。

■クリストファー@煌月爽矢くん(本役:まさお)

彼もまあ及第点の出来だったと思います。
私が彼のビジュアルがあまり好みではないということもあるのですが、あらためてまさおの美しさに気付きました。

つか、本公演だと、クリストファー→ムーア の関係にはかなり萌えるのですが、あれはキリマサだからこそなのだということに気付きました。

カジノのシーンの最初の英語の歌ソロは、かなり緊張してましたねー。

■マクシミリアン@カランくん(本役:みりおちゃん)

こーして見ると、ホントにチョイ役、というか、しどころのない役だなぁ、と思いますが、カランくんは可愛かったです。
研修医なみりおちゃんよりもさらに、研修医っぽくて(笑)

「彼は、ピアニストだよ」っていうセリフにとっても思いを込めて言ってることが伝わってきました。

■ヘレナ@ゆめちゃん(本役:しずくちゃん)

アリステアを慕う美少女でした。
しずくちゃんは、ビジュアルこそ清楚な美少女ですが、持ち味に母性的なところがあって、それが、アリステアを見守るヘレナに、単なる幼馴染とか恋愛感情を超えた大きな愛を与えているのですが、ゆめちゃんはもっとシンプルに幼馴染だった気がします。

■ポーリーン@琴音ちゃん(本役:らんちゃん)

正直、意外なキャスティングでした。
上手くて安定してましたが、らんちゃんのコケティッシュさに比べると、どうしても落ち着いた感じがしますよね。
もっと下級生のコがハジけて演じた方が良かった気も・・・。


ここまでが、プログラムの「主な配役」にある役。
あとは・・・ホントに役が少ないので、判別できた人のみ。

■ヴァレリー@くれあちゃん(本役:オトキチ)

ムーアの店で、「これは我が家に伝わるなんとかかんとか・・・」って絵を鑑定してもらいに来たご婦人。
ちょっとオーバーなセリフ回しで印象的でした。
ダークグリーンのお衣装はお似合いでした。

■街の女@もえちゃん

「街の女」という役名ですが、目立ったのは、古美術商のお店で、セットが回ってる間に一人で品物を手に取ってるところ。
確か、兜を持ってたような・・・。
アリステアが店にいて、グラハムが来た後、会釈して出ていく役でした。

■コンパニオン@しずくちゃん(本役:こころちゃん)

黒のドレス姿がとても美しかったです。
最初ずっと、ちなつちゃんの横に立って2人でしゃべってたのが眼福でした。

■シガレットガール@晴音アキちゃん(本役:ゆめちゃん)

研1さんで役が付いたのは彼女だけ。
目鼻立ちのはっきりした大人っぽい美人さんでした。

■グレゴリ@貴澄隼人くん(本役:ルイスン)

銀ぶち眼鏡が似合う真面目な調律師さんでした。

■看護婦@紗那ゆずはちゃん(本役:みらちゃん)

ナースコスが似合って可愛らしかったです。

■エボニー@沢希理寿くん(本役:れんかくん)

ピアノの運送屋さん。
「チャラい兄ちゃん」な役作りで、一言ひとことがおかしい(笑)
お芝居上手いですねー。
一言しゃべるたびにウケてました。

■アイボリー@海桐望くん(本役:ファービー)

理寿くんが目立ってたので、海桐くんはあまり特徴が分からなかったのですが、2人で息の合ったお芝居を見せてくれました。

■ベレッタ@ミズハカナトくん(本役:ガチャ)

オールバックで撫で付けた髪型で、一瞬誰か分かりませんでした。
相変わらず目力がありますね。
それが、ベレッタのキレてるキャラにハマってました。

■アヌーク@ちゅーちゃん(本役:ほたるちゃん)

クールな美貌が悪女役にぴったり。

なのに、「そこまでだ!」ってグラハムが言って登場するとこで、髪がボサボサにバクハツして出てきたので客席大ウケ。
その頭で真面目に芝居してるのがまたおかしい。
ちなつちゃんとにらみ合うところも面白かったです。

■ピエトロ@有瀬そうくん(本役:るうちゃん)

どちらかといえばふくよかな体型で癒し系の有瀬くん。
その持ち味をそのまま生かした、天然で情けないピエトロでした。
私の好みでは、本役るうちゃんの、隙のなさそな美形が可哀想な目にあってヘタれちゃうところがイイな、と思いますが・・・。

■ジンジャー@みらちゃん(本役:みっぽー)

美術鑑定士のはずですが、なぜか占い師のようなジンジャーですが。
みらちゃんは本役さんをかなり研究したとみえて、セリフの言い回しとか声音とか、全体的にみっぽーにすごく似てました。


以上・・・その他の下級生の皆さん、ちゃんと判別できなくてごめんなさい。

次はスカピンだから、きっとたくさん役があるよね。
楽しみにしてます。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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