6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チャイナドレス最強!!!@花組バウ「BUND/NEON 上海」観劇感想その1

花組のバウ「BUND/NEON 上海-深緋の嘆きの河(コキュートス)-」、11日11時の回を観てきました。

いやぁ、予想以上に面白かった!
これって東上しないんですよね。もったいない~!!
花組下級生ファンの方、特にだいもんファンの方は必見ですよ!!!

(ネタバレありますのでご注意くださいませ)





どうしてもこの日しか行けそうにないので、急遽思い立ってムラへ行ったのですが、朝チェックすると当日券の残りが30枚(汗)
開演直前にしか着けないので、完売しちゃったらどうしようとドキドキしましたが、なんとか残ってて無事観られました。
そんなわけで、ほぼ満員のバウホール。やっぱり雰囲気がいいですねー。

記念すべきまあくんのバウ初主演作(そういえば「蒼いくちづけ」はワークショップだったんですねー。もう何回も主演してるようなイメージだったので、意外でした)、そして、生田大和センセのデビュー作です。

生田センセは、「パリ空」新公の演出が初認識だったのですが、あれから3年。

サブタイトルが難解な作品にろくなものはない(爆)、というのが創作物の世界ではデフォなので、正直、あまり内容は期待していなかったのですが。

でも・・・思ったより、ちゃんと、面白かったです。

あのですね、確かに突っ込みどころ満載っていうか、観客が脳内補完しなきゃいけない部分が非常に多いんですが。
でも、やりたいことは伝わってくるし、タカラヅカらしい見せ方も心得てるし。
何より、組子(まあ、今回、専科さんや上級生は若干割を食っているのですが)、特に下級生たちの見せ方、使い方がすべてビンゴ!!!
一歩間違えれば爆弾になりかねない(爆)姫花ちゃんを、ピンポイントでこれしかない、という使い方で使ってみせたのが素晴らしいです。
これはヅカの座付き作演出家としてはポイント高いでしょう。
だいたい、美人娘役ぞろいの花組でチャイナドレスもの、というそもそもの設定が大正解ですよ!!!(笑)
なんという眼福!!!


作品を観た第一印象は・・・生田センセって、小池チルドレンなのかな? でした。

ざっと調べてみると、まあ、満遍なくいろいろな先生の演出助手に付いているようですが、特にここ最近は、小池作品と大野作品の演出助手が多いようでした。
星「スカピン」、花・星「太王四神記」、月「夢の浮橋」、雪「ロシアンブルー」・・・。

で、どこで小池チルドレンと感じたかというと。

まあくんが一人歌う背後でパーティーの客たち全員がストップモーションしてて、ワンコーラス終わって曲調が緩やかなものに変わると動き出すところとか(カサブランカの1幕ラストにそっくり)
(ちなみに、フィナーレのパレード、全員が迎える中でまあくんが最後に登場して歌う時もストップモーションだった)

まゆくんが世界征服を狙う黒幕だったりとか(思いっきり爽やかかつダークな笑顔で「私の帝国をつくりたいのです!」みたいなセリフを高らかに宣言してた・・・)

・・・まあ、ありがちっちゃありがちなのかもしれませんが(爆)

でも、最大の理由は、劉衛強@だいもんが、まんまホゲさまだったことです!!!

本当は純粋な真っ直ぐな心を持っているのに、血で穢れていく手。

2幕で、いろいろあってもう堕ちるしかない、と覚悟を決めた劉が、クリストファー@まあくんと対決するために「上海中の共産党のアジトを焼き討ちしてでも探し出せ!」とドスの利いた声で叫ぶ場面は、マッカツで村人皆殺しを命じる狂気のホゲさまにそっくり。

そして・・・最期にクリストファーの腕の中で、ようやく楽になれる劉。
彼にとって生き続けることは苦しかった・・・信頼する男に殺されることで、ようやく魂の救済を得られた。
ああ、やっぱりまんまホゲさまだよ!!!

「太王四神記」新公では、真っ白なド真ん中の英雄がぴったりだと感じただいもんですが、まあくんタムドク、だいもんホゲさまだとこんな感じだったんだろうなー、この配役でもまた面白かっただろうなー、と思いました。


作品そのものは・・・ちょうど私の学生時代に大ヒットしてた一連の香港ノワール映画、「男たちの挽歌」みたいな・・・レスリー・チャンとかチョウ・ユンファとかが出てたような映画、あーゆーのをやりたかったんだろうな、という感じです。
なので、劉への思い入れが強すぎて、悲劇的な生い立ちとかあって、もう、典型的な「美味しい2番手役」になってて。
その分、クリストファーの書き込みが薄くって、ほとんどダブル主演の勢いになってしまってます。
そんな、脚本上圧倒的に不利な状況で、それでもなんとかだいもんに拮抗する光を放ってセンターに立っていられたのは、華のあるまあくんだからこそだよなぁ、と地味に感服しました。

ただ・・・肝心の、シンシア@姫花が殺された事件の理由が結局分からないのが、この作品の致命的な欠陥なんですがorz

そして、そこが皆目分からないのに、なんだか最後、登場人物たちは皆すべて分かっちゃってスッキリ、みたいになってるのが、観客はぽかーん、なんですがorz

だいたい、ミシェル@れみちゃんは何を憂いて、自分は生きる価値もない、とすさんでいるのかも分からない。
シンシアを恨んでた、っていうけど、なんで?
最後まで観ても、クリストファーとミシェルの間に恋愛感情はないように見えるのですが、それなのに当然のように2人で旅立っていくのはなぜなんだろう? 本気で分からないのですが・・・(爆)

・・・えーと、こうしたらいいんだよね。
脚本上全く生きていない「クリストファーはもともと上海生まれ」という設定を生かして。
クリストファーは上海で暮らしていた少年時代、ミシェルと知り合いで、ミシェルは彼にほのかな想いを寄せていた。
でも、その想いを伝える前に、クリストファーは家族とロンドンに渡ってしまった。
その後、エドガー・トラヴァース@よっちに見染められたミシェルは、家庭の経済的な理由から(両親の借金を肩代わりするとかなんとか・・・)エドガーと結婚しなければならなかった。
エドガーは、ミシェルの心が自分にないことを知っているので、彼女にいつでも帰れる場所を与えないため、両親と妹のシンシアをロンドンに住まわせ、トラヴァース商会の事業の一端を担わせた。
(この時、シンシアはまだ幼くて、一切の事情を理解しないまま)
で・・・それから数年経ち、何も知らないシンシアとクリストファーは出逢う。
クリストファーは、シンシアの笑顔に、昔、自分の隣で控え目に微笑んでいたミシェルの面影を見出し、惹かれていく。
家族のために、とすべてを諦め、貞淑で誇り高きトラヴァースの妻として生きてきたミシェルの心が、2人の婚約を知ってざわめく。
なぜ? 
なぜ私は愛してもいない男と結婚したのに、あの幼い、何の苦労も知らない妹がクリストファーに愛されるの?
なぜ、あの娘だけが幸せになるの?!
・・・と。
両親とシンシアがマフィアに殺されたのは、トラヴァース商会の事業に絡むトラブル。
(本来、殺されるべき理由があったのは父親のみだけど、母親とシンシアは一緒に家にいて巻き添えを食っただけ)
ミシェルはその理由までは知らなかったけれど、ロンドンに駆けつけなかったのは、妹の幸福を妬む気持ちをどうしても消せなかったから・・・。

・・・ぜいぜい。
これでなんとか物語の辻褄が合いますかね?
・・・というか、観ながら観客の側がここまで脳内補完しなきゃいけないのはホント大変なんですが(爆)

まあ、それでも。
新人演出家のバウデビュー作としては、十分合格点ではないでしょうか。
だって、観てて楽しめたもの。

フィナーレも、とても良かったです。
とってもオーソドックスな、タカラヅカらしいフィナーレ。

最初にだいもんセンターで黒タキの男役群舞。
これが、もう、みんなカッコイイ!!!
特に、お芝居では3枚目系というか可愛らしい系だった真瀬くんが、上手端でビシッと2枚目美形男役として踊ってるのが超素敵。

まあくんが出てきて、娘役ちゃんも登場して。
タンゴは、だいもんとゆまちゃんがカップルで踊ってるのが・・・作中では悲劇的な結末を迎えた2人が、夢の世界では結ばれて幸せになってくれたようで、観てるだけでうるうる。

まあくんとれみちゃんのデュエットダンス。
黒にちょっとだけ赤が入ったドレスが大人っぽくて綺麗で。
まさに正統派のカップル、って感じでした。

そしてパレード。
役の衣装で再び登場。
暗くて哀しいお話を吹き飛ばすように、ラストが明るいナンバーなのが、いかにもタカラヅカらしくて。
幕が下りる瞬間まで、真瀬くんが役のままのキュートな笑顔と仕草なのが可愛くて。

ああ、楽しかったな、と満足感たっぷりの2時間半でした。

・・・作品感想だけでずいぶん長くなってしまいました。
キャスト別感想はまたあらためて。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://rokulove.blog87.fc2.com/tb.php/267-71dccfb4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

 

プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

大空ゆうひ/大空祐飛 (60)
蒼羽りく (2)
花組 (43)
月組 (53)
雪組 (18)
星組 (8)
宙組 (109)
宝塚・全般 (38)
宝塚OG (3)
ゆうひさん堕ちの軌跡 (3)
その他観劇 (8)
サッカー (301)
読書 (3)
ブログ (13)
日記 (15)
未分類 (0)
観光 (1)
スポーツ (1)
マンガ (5)
拍手御礼 (14)
更新連絡 (1)
映画 (2)
音楽 (10)

FC2カウンター

 

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。