6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-05

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瀬奈じゅんのDNA@月バウ「HAMLET!!」観劇感想その3

さて、ハムレットの感想続きです。
今回はキャスト別にいきたいと思います。

・・・この記事タイトルは、いわば確信犯的につけました。
意味は、「追記」以下の本文中に書かせていただきますが・・・。

アサちゃんファンの方が嬉しいと思われるか、それとも不愉快に思われたり寂しく感じられるか分かりませんが、個人的には、その点にこそ「タカラヅカ」を観る喜びや醍醐味が凝縮されているように感じて、とても嬉しかったので。

万が一、気分を害された方がいらしたらごめんなさい、と先に謝っておきます・・・。

■ハムレット@まさお

まさおについては前回の感想でもだいぶ書いたのですが。

まずとにかく思ったのは、

ハムレットってまさおにあて書きみたいな役だなぁ!!!

ってことでした。

冷静に見ると、ハムレットってものすごーく独りよがりな主人公ですよね。
一人で苦悩して、全く勘違いな方向へ暴走していって、周囲の人みんなを巻き込んで破滅しちゃう。

その青さ・・・っていうか、突っ走りっぷりが、まさおにぴったり!

・・・っていうと語弊があるかもしれませんが(汗)

まさおって、自分が好きすぎる・・・というか、オレがオレが!!! と前に出る気持ちが強すぎるあまり、誰かを愛したり想ったりする演技がどちらかというと苦手、というか、あまりはまらないんじゃないかと思うんですよ。

でも、ハムレットは、一応オフィーリアを(原作よりはもう少しはっきりと)愛しているとはいえ、それが物語の主軸ではないし。
一連の苦悩は母ガートルードへの愛と執着から来たものではあるけど、それもいわば、子どもが「ママはぼくだけを愛しててくれなくちゃだめなのに!!!」って駄々をこねてるようなもんじゃないですか。
幼馴染の友人、という設定のローゼン&ギルデンを全く歯牙にかけていないあの態度とか、一応自分で親友認定しているホレーシオへの態度からも、ハムレットという青年は本来、何不自由なくわがまま放題に育ってきた王子様で、自分よりも誰かのことを大切に想った経験などないんだろうな、と感じられます。

そういう、世界が自分の思い通りにならないことに苛立った子どもがエネルギーを暴発させる、みたいなところが、まさおのキャラにぴったりというか。
(なんだかむちゃくちゃな言い草ですが、全力で褒めてるつもりです(汗))

これから将来、真ん中に立っていくためには、誰かを心から愛する演技もできるようになってほしいなぁ、とは思いますが、今のところはこの持ち味のまま行ける所まで突き進んでほしいです(笑)


で、もう一つ、まさおを見て驚いたのは。

時々、不意に、アサちゃんそっくり、なことでした。

ビジュアルが、というわけではなく、私が特に感じたのは、第1場、クローディアスの戴冠とガートルードとの結婚を祝っている場面で、ハムレットだけが上手側のセットの階段に座り込んで、暗い、納得できない表情をしているのですが。

その、ややうつむき加減の暗い、憂いを帯びた表情で、大きく足を開いて階段に座っている姿が、「アレックスそっくり!」に見えました。

・・・とはいっても、私がアレックスを観たのは2回だけで、実際あの舞台で本当にそんなふうに座り込んでる姿があったのかどうか覚えてなくて、私の脳内での妄想映像かもしれない(爆)のですが、ハムレットのそのふてくされたような表情が、アレックスが1幕冒頭でタキさんに呼ばれて渋々舞台に姿を表した時の表情、あの寂しげな不良少年の雰囲気とだぶるんですよね。

それから、狂気を装ってハイになっている場面でのセリフ回し。
ものすごい早口で怒涛のようにしゃべるんですけど、これが不思議なことに、口からでまかせを言ってる時の「パリ空」のアルマンドとか、「ミーマイ」のビルが前半の方でふざけてる時の口調になぜかそっくりなの!
「元気、元気、元気だ~」とか、(もちろんアサちゃんがそんなセリフを言ったことはないのですが)アサちゃんの声で聞こえてきそうなくらいなんです。

もともとまさおは、新公でアサちゃんの役をやった時も、口調とか間とかホントにそっくりで、「アサちゃんのコピー」と揶揄されたこともありました。

でもね、本役さんの演技をまず真似るところから始まる新公と違って、まさおも、まさか今回の「ハムレット」で、アサちゃんの口調を真似ようとか、ポーズを真似ようとか、思ってもいないと思うんです。
結果的に、まさおの中から出てきたものが偶然、そうだっただけで。
(いや、たぶん、今もまさお自身、全然そのことに気付いてないんじゃないかな・・・)

そんなまさおを見ていて、ああ・・・瀬奈じゅんのDNAが、確かにここにある、と胸が熱くなりました。

ゆうひさんの背中にリカさんやノンさんの男役芸の面影を見るように、まさおの表情に、口調に、アサちゃんの遺したものを見る。
アサちゃんが・・・瀬奈じゅんという男役が18年間、すべてを賭けて作り上げたものが、瀬奈じゅんを見て育ってきた男役の中に、そのほんの一部かもしれないけれど、確かに息づいている。
瀬奈じゅんのDNAは、こうしてまさおに受け継がれ、さらにまさおを見てこれから育っていく若い誰かに受け継がれ、脈々とタカラヅカの歴史の中に生き続けていくんだ・・・。

そう、思いました。

■オフィーリア@らんちゃん

世界中の女優が挑戦してきた難役、オフィーリアを、とてもタカラヅカらしく、美しく儚く演じていて、大健闘でした。

前方通路際席で観た時、ちょうど、2幕の狂気のオフィーリアが後ろの扉から入ってきて、立ち止まって、狂気の歌を歌いながら演技する所の真横で、ホントに間近で観たのですが。
クルクルと回ってうっとりと夢見る笑顔で歌っていたのが突然、ぴたりと静止して真顔になった時の怖さといったらなかったです(爆)
これからご覧になる方は絶対に、この真顔になる瞬間を見逃さないでください!(爆)

■ガートルード@まゆみさん

大介センセのキャスティングの勝利ですね!
夫が亡くなって涙の乾く間もなく、夫の弟と再婚する不実な女・・・にぴったりの色香(爆)
おそらく間近で拝見するときっと全体的に細いのでしょうが、舞台で見ると、まゆみさんの体つきって、腰から下が張ってて、こう、ある程度肉が乗ってて、明らかに若くはない女の体つきですよね(・・・って失礼な言い草ですみません(汗))
その、熟れた感じ、でも、まだまだ枯れてしまうには早い若さがある、現役感っていうんですかね、熟れた身体をもてあましてるような感じというか・・・(なんか書けば書くほどお下劣になっていくような気が・・・。オヤジ目線ですみません(汗))それがものすごーくエロいですよね(爆爆爆)

クローディアスとの絡みは大人のエロだし、ハムレットとの絡みは禁断感あふれて素晴らしいです。

お衣装は、黒のレザーのタイトなドレスと、赤い胸元が大きく開いたドレス。
どちらも、その身体の線がくっきり出て素敵です。

「弱き者、汝の名は・・・女」という例の有名なせりふを、1幕ではハムレットが言い、2幕ではガートルードが言うのですが、そう呟くガートルードを見ていると、彼女自身、弱すぎる自分の罪を分かっていて、でもそれでもどうしようもない、男にすがることでしか生きられない女なんだな、ということがひしひしと分かりました。

フィナーレの髪型だけはもうちょっと綺麗にしていただきたい気がするのですが、本編で鬘つけてるから仕方ないのかな。

■クローディアス@ナホさま

ナホさまが濃くてエロいのは、もうずっと昔から皆が知ってることで、世界の常識(笑)なのですが、それでもやっぱり、その「濃くてエロい」要素だけを凝縮したかのようなこの役は素晴らしいですね。
これも、キャスティングの大勝利だと思います。
「サウダージ」1幕の闇の王(?)に続く、ナホさまの正しい使い方の見本のような役ですよ。

まずビジュアルが!!!
眼帯!!!
青のメッシュをガンガン入れて立てた髪!!!

見ただけで「ラスボス」って分かるそのお姿。最高です。

そんなナホさまが、ロックな歌をソロで歌い、踊るんですよ。

ナホさまファンは絶対に見逃してはなりませぬ。

それでまた、↑のように単体でもエロいまゆみ姐さんに、このナホさまが絡むんですよ!!!
もう、濃すぎておなかいっぱいな感じです(笑)

キスも、お姫さま抱っこリフトもすごいのですが、個人的には、戴冠式が終わってガートルードと2人で立ち去っていく姿が、ただ寄り添って歩いていくだけなのに、この後の夜がどんなものになるかが目に浮かぶような濃密な感じがあって、ものすごーくエロいと思います。
(・・・って、ただ単に私の妄想がひどいだけ?(爆))

すべての悪の根源なのに、ガートルードのことホントに愛してるんだな、って分かるのもツボ。

でも、実は、一番萌えるのは、ガートルードとの絡みよりも、2幕のレアティーズとの絡みです。
父の死を知り復讐に萌えるレアティーズを抱き締めて、その耳に唇を寄せ、犯人はハムレットだと流し込む姿が正視できないほどエロいです(爆)
レアティーズの珠城くんが、若々しく瑞々しい真っ直ぐな青年を演じているだけに、そんな彼をたぶらかす悪いオヤジぶりがたまりません(爆)

■先王の亡霊@ルイスン

ルイスンも素晴らしい出来栄えでした!

青白いメイクで、無表情で、本当に地の底からよみがえってきた亡霊のように現実感がなくて。
舞台から降りて通路を去っていくシーンが2回あって、通路際の席の時は真横を通っていったのですが、すぐそばでも足音が全く感じられなくて、スーッと滑るように通り過ぎていって、本当に血の通った生き物ではないみたいでした。

歌も・・・私、正直、ルイスンの歌をいいと思ったの、今回が初めてかもしれない。
ハムレットの心を支配するだけの説得力のある歌声で、ドラマを動かしていました。


・・・ああ、時間切れです。
とりあえずここまで。続きます。

コメント

“男役”の引継ぎ

こんにちは。
昨日、「紫子」に行っていて、こちらに来るのが遅くなりました。

詳細レポ、観察、感想をどうもありがとうございました。
ハムレットが青年館にくる前に読ませて頂き、嬉しいです。
未見なので、想像できて楽しみです。

まさおの中にアサちゃんが見えた・・

私も昨日、中日のショーで、るうさんの中に見えました。
今まで見えたことなかったのですが。

私はももたさんにそう言って頂き、嬉しいです。
なぜなら、アサちゃんは自分がいいと思ったことを、大事と思ったことを、
“いい男役に見せる方法”に的を絞って教えたと思うから、
それを学んだまさおがきっと似て見えたのだろう・・と思うのです。

月組の男役達に引き継ぎたかった沢山のことが、今は、アサちゃんそっくりに見える瞬間を作ってるのかも。
でもそれがもう少ししたら、ひとりひとりに消化されて新しいその人の魅力になっていくんだろう、と思います。

アサちゃんが到達したところから、更に学んで、又新たな“いい男役”が生まれてほしいです。

ありがとうございます

ジェイユさま>

お返事遅くなって申し訳ございません。

ジェイユさまに「嬉しい」と言っていただけて良かった。
「男役」というものにあれほどこだわりを持っていたアサちゃんですものね。
それを間近で見つめてきた人たちが影響を受けていないわけないですよね。
きっと、まさおやるうちゃんのように表面には現れなくても、
月組男役皆の中に、少しずつでも瀬奈じゅんのDNAが受け継がれているんだと思います。

「ハムレット」青年館でご覧になるのですね。
どんな感想を抱かれるか、楽しみです。
またお話聞かせてくださいね。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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