6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-05

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愛のひと@月バウ「HAMLET!!」観劇報告その4

思いのほか長く続いてしまってすみません(汗)

ハムレット、キャスト感想続きです。

■ローゼンクランツ@すーちゃん

原作では男性のローゼンクランツ。
娘役の役が少なすぎるので、これを女性にしたのでしょうが、そのために若干、ストーリーに余計な枝葉が付いちゃった気がします。
タカラヅカのシステム上仕方ないとはいえ、やっぱり本来、この役は男が正しいよなぁ、と思いました。

すーちゃんは、すーちゃんらしい役作りで、キビキビとした女性を演じていました。
ギルデンスターンとおそろいの、ところどころブルーが入った髪型もよく似合ってたし。

ハムレットの幼馴染(たぶんご学友みたいな感じですよね)の2人。

でも、この作品では、ローゼンクランツはずっとハムレットを想っていて、ハムレットの方も「かつては私を愛してくださった」という関係になってます。
(原作確認してないけど、このセリフってもちろんオリジナルですよね・・・?)

なので、本筋と関係ないんだけど、ローゼンとギルデンの関係がすっごく気になっちゃうの!
いつもニコイチで出てくるんですけど、2人は単なる幼馴染の友人なのか、恋愛感情があるのか。
すーちゃんの外見とかキャラがああだし、ギルデンはどちらかといえば間抜けで能天気な感じの役作りなので、はっきり言っちゃうと、ギルデンが報われないアッシーくん(死語?)ぽい、っていうか(笑)

単なる友人にしては、1幕ラストの劇中劇のところ、センターでカップルで踊ってる時の雰囲気が濃密すぎるし。
でも、ローゼンがハムレットに「私を愛してくださった」うんぬんって言ってる場面では、ギルデンは思いやりに満ちた優しい眼差しでローゼンを見つめているし。
感情のベクトル的には、明らかに

 ギルデン → ローゼン →ハムレット

なのですが、この、ギルデンからローゼンへの感情が、友情とか肉親の愛情なのか、恋愛感情なのかが、どちらにも解釈できそうな微妙な感じなんですよね。
ちっちゃいころからずっと一緒に育ってきて、男女というよりきょうだいみたいな感覚なのかなぁ、とか、いろいろ妄想できて楽しいっちゃ楽しいのですが。
なんというか、ちょっと、フィギュアのペアとかアイスダンスのパートナー(で恋人や夫婦ではないケース)みたいに見えるなぁ、って思いました。

■ギルデンスターン@ちなつちゃん

そんな風に、いろいろ背景を妄想できちゃうギルデンスターン。
基本ヘタレで、ハムレットの言葉の裏の深い意味まで全く思い至らないお気楽な青年なのですが、でも、ダンスの場面ですーちゃんをリードする思いがけない男っぽさ、力強さとか、ハムレットへの切ない想いを打ち明けるローゼンクランツを見守る優しい眼差しに包容力を感じたりとか、いろんな面が観られて楽しかったです。

百戦錬磨のすーちゃんと並んでも、それほど学年差を感じることなく、余裕があるように見えました。
普通の場面では姉弟っぽいんだけど、場面によっては兄妹にも見えるというか。

コロスとしてのダンスは、手の長さが映えるなぁ、と思いました。
表情としては、確か水のコロスの場面だったと思うのですが、上から見下ろすようなクールな視線がセクシーでした。
ほら、あの、黒天使でルドルフの葬儀の間、柱にもたれて腕を組んでいる時の表情と同じ。
私、ちなつちゃんのあの表情がとっても好みなんですよねー。

■ポローニアス@ファービー

クローディアスの側近でレアティーズとオフィーリアの父親。
腰巾着な感じがよく出ていて手堅い好演でした。

■ホレーシオ@としちゃん

すっごく良かったです!!!

としちゃんのホレーシオは、ひとことで言うと、「愛のひと」でした。

この作品では、ホレーシオは狂言回しの役を担っているんですけど、まず、幕開きの歌が絶品。
力強くドラマティックな歌唱で、一瞬で観客をシェイクスピアの世界に連れていってくれます。

ビジュアルも○。
黒く波打つ、ボリュームあるロングヘア(ところどころ赤が入っている)がすごく似合ってて、イケメン度2割増しです(笑)

で、本編に入って。
クローディアスの戴冠と母の態度に納得がいかず、陰鬱とした気分のハムレットのもとにやってくる優しい風のような、ホレーシオとシーリアの登場。

私、全編通してこの場面が一番好きかも。
「あなたのしもべ」としての控え目な態度を取るホレーシオに向かって階段を駆け寄り、「しもべではない、親友ではないか!」とその手を取る笑顔のハムレット。
(そういえば、このセリフ回しもアサちゃんぽかったなぁ・・・)
ああ、これが、この、屈託のない闊達とした笑顔がハムレットの本来の顔なんだな、ってほっこりして、だからこそ、この後の物語がより悲劇性を帯びる。

ハムレットとホレーシオの関係性が素敵。
親友で、でも主従。
私がこの関係性に萌えるのは、このタイプの原型が「日向さんと若島津」だからでしょうか(爆)

ラストシーンでいきなり「古代ローマ人のようでありたい・・・!!!」と殉死しようとするのに目がテンになりました。
そんなにまでハムレットを愛してたのね、と・・・(爆)
びっくりして終演後、すぐキャトルに直行して原作を確かめたら、ちゃんとシェイクスピア先生の戯曲にもそのセリフがありました(笑)
でも、あちこち大胆にカットした戯曲の中で、あえてこの唐突なセリフを残したのは、大介センセ、確信犯なの・・・?(笑)

としちゃんは、かつての「ホフマン物語」でも、主人公を心配し、見守る親友の役でした。
その時のお芝居もすごく好きだったのですが、今回のホレーシオはさらにいいなぁ。

なんというか、としちゃんて、「誰かを心から心配して、そのひとが不幸せであることに心を痛めている」表情が、ものすごく似合うんですよね。
そのひとのために、自分ができることなら何でもしたい、と思うんだけど、でも、自分の力では及ばない、その不甲斐なさ、無念さ・・・そういうものをすべてひっくるめて痛みを抱えた表情が、すごく雄弁で、すごくいい。

キャラ的には、どっちかというと、まさおと同系統の上昇志向のあるタイプだと思われるのに、まさおが他人を愛し、想う芝居が全く似合わないのに対し、としちゃんは愛、しかも献身的な愛があふれる役がハマるのは、面白いですねー。

■レアティーズ@珠城くん

「ラストプレイ」新公で衝撃のデビューを果たした珠城くん。

今回のレアティーズは・・・ちゃんと年相応でした(爆爆爆!)

若々しく瑞々しく真っ直ぐで、いかにもこれから国を背負っていくであろう若者、って感じが役にハマってて、良かったと思います。
お芝居も、歌も、まだまだ荒削りで、「ラストプレイ」の時の成熟っぷりは、やっぱりキリヤンという本役の存在が大きかったんだな、ってことがよく分かりましたが、それでも研2っていう学年からすると驚異の出来ですよね。

何より、ビジュアルや声(は今回、ちょっと高めかな、とも思いましたが)がちゃんと男役なのが大きい。

今の劇団押しの若手は、「顔が女の子みたいに可愛らしいアイドルタイプ」か「線の細い美形タイプ」ばかりで、こういう骨太なルックスの男くさいタイプって他にいないので、本当に貴重だと思います。
大事に育ててスターにしてほしいです。


以上がプログラムの「メインキャスト」にある役です。
その他の出演者については、また今度。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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