6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-05

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ある日どこかで

今年の初めから、全国の東宝系映画館で「午前10時の映画祭」という企画をやっているのをご存じでしょうか。
選りすぐりの名画50本をニュープリントで、週替わりで上映する、という、古き良き時代の映画ファンにはたまらない企画です。
ラインナップを見ていると、ホントに毎週、観たい作品ばかりなのですが、仕事が立て込んでると結構見逃しちゃうものも多くて・・・。
でも、今週、京都・二条でやっていた「ある日どこかで」は長年どうしても観たかった作品で、最終日の今日、駆け込みで観てきました。

・・・エンドロールが終わった後も涙が止まらなくて、しばらく立ち上がれませんでした。
こんなに心を揺さぶられる映画に出会ったのはいつ以来だろう。

もし、まだご覧になったことのない方がいらしたら、絶対観て!!! と叫びたい。
いや、私、涙腺弱すぎで、しょっちゅう「号泣した!」とか言ってるのでまたか、と思われるかもしれませんけど、これは本当に本物だから!!!

残念ながら東京周辺での上映は既に終わっているのですが、6月にはなんば、西宮、その後も西日本を中心に各地を回るようです。関東では、来年になってしまいますが、埼玉での上映がまだ残っています。
(詳しくは、「午前十時の映画祭」サイト → コチラ をご覧ください)
タカラヅカの王道の純愛モノがお好きな方なら、きっとツボど真ん中なはず。
だまされたと思って、ぜひ一度ご覧ください。

※以下、ネタバレありの感想です。ご注意くださいませ。




もう十数年前になりますが。

学生時代、初めて付き合ったひとは、サークルの同期で映画や演劇大好きな人でした。
サークルの活動の中に(劇団ではなかったのですが)年1回演劇を上演するというのがあり、その時には脚本選定や演出を担当するような役割で。
カトケン事務所を「すごく面白いよ」と教えてくれたのも彼で、毎年、京都での公演を一緒に観に行ったものです。

そんな彼が、「素晴らしい映画だ」「どんなことをしてでも観るべき」といつも絶賛していたのが、この、「ある日どこかで」でした。
彼もテレビの深夜放送で偶然一度観ただけで、でも、忘れられないんだ、と。
でも、「『スーパーマン』のクリストファー・リーヴが主人公のタイムトラベルもの」と聞くと、そこまでいい映画だというのがぴんとこなくて。
また当時は、今ほど簡単にDVDなどで映像が入手できるわけでもなく、結局、積極的にビデオなどを探して観る努力をしないままで。

その後、私が就職して忙しくなり、大学院に進んだ彼とは気持ちのうえで温度差ができていってしまい、最終的には私に他に好きなひとができて別れてしまったのですが。
この映画のことだけは、ずっと記憶の片隅に引っかかっていたのでした。

今年の初めごろ、今回の企画でこの映画を上映すると知って、この機会に必ず観よう、と心に決めていました。



「ある日どこかで」(原題:SOMEWHERE IN TIME) 1980年、アメリカ・ユニバーサル映画制作(日本公開は1981年)

  監督・制作:ヤノット・シュワルツ
  原作・脚本:リチャード・マシスン
  音楽:ジョン・バリー
  出演:クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア他

 あらすじ(「午前十時の映画祭」サイトより引用)
  脚本家を目指す大学生のリチャード(C.リーヴ)。彼は自身の処女作初公演後のパーティーで、見知らぬ老婦人から「私のところへ帰ってきて」という奇妙な言葉とともに懐中時計を渡される。それから8年後。リチャードは脚本家として活躍していたがスランプに陥り、気分転換のため車で旅に出ることに。途中、グランドホテルに立ち寄った彼はそこで美しい女性の写真を目にする。その女性は70年前に舞台で活躍したエリーズ(J.シーモア)という女優であり、8年前時計を渡された老婆であった……。


詳しい知識はほとんどなく観始めたのですが、冒頭のシーン、上品な老婦人がじっと座ってリチャードを見つめているのを観た瞬間、胸がキュッと鷲掴みにされたようで。
リチャードに歩み寄った彼女が囁くような声で「Come back to me」と告げるのを聞いただけで、なぜか胸がキューッと締め付けられて涙があふれました。

それは、どこまでも切なくて美しい純愛の物語。

ものすごーく簡単に言っちゃうと、いろいろ調べた結果、68年前のエリーズと自分は出会っているはずだ、そして彼女こそ自分の運命のひとなのだ、と確信したリチャードは、「精神の集中を極限まで高める」という方法で、1912年にタイムスリップすることに成功します。

・・・あり得ないっちゃあり得ないおとぎ話なんだけど、でも、誠実そうなクリストファー・リーヴが必死になって過去に飛ぼうとしているのを見ると、そしてその、文字通り「澄んだ空の色」の瞳を見ていると、そんな奇跡を信じられるような気がして・・・(涙)

そしてまた、それを支えるもう一つの要素が、ジェーン・シーモアの奇跡のような美しさ。
初めにリチャードがエリーズの写真を見つける場面。
そこに写っているのは、完璧な美貌。
リチャードがひとめで心を奪われ、68年の時を超えて、それでも彼女に逢いたい、と必死になるのも当然、とすんなり納得できるだけの美貌がなければ成立しない話です。

しかも、静止画だけではなくて、1912年の場面で生き生きと動いているエリーズの輝きといったら!
ただ美しいだけではなく、強い意志を持って自分の足で歩こうとする彼女の姿は、今も全く古びて見えません。

そんな2人が恋に落ちる過程も、ドキドキするほど繊細で。
エリーズが次第に彼に心を開き、惹かれていき、そして情熱的に彼を求めるまでが、本当に自然で。

一度は引き裂かれたかと思った2人。
テラスにたたずむリチャードの姿を見つけ、「リチャード!」と叫んで芝の上を駆け出すエリーズ。
緑したたる長い階段の途中で2人が駆け寄り、抱き締め合う場面は、なんて美しいラブシーンなんだろう、と、その映像の美しさとともに目に焼き付きました。

そして、思いがけない展開、あまりにも悲しすぎて、でも切なくて優しいラストシーンも・・・。

実在の場所、グランドホテルを使ったロケーションの素晴らしさ。
光る海辺、白い建物を取り囲む瑞々しい緑。
1912年の風俗を忠実に再現した衣装や美術。
そして、全編を通して流れる「ラフマニノフのラプソディー」の甘美な調べ。

そのすべてが、運命の恋を・・・時を超えて惹かれ合う2つの魂を、美しく切なく包み込んで。

まさに「珠玉の」と言うべき名作だとしみじみ思いました。

リチャードとエリーズが時を超えて出逢ったのとちょうど同じように、私も、十数年の時を超えて、やっとこの映画に出逢えた。
そのことが、感動をより深くしてくれたような気がします。


・・・こんな映画が好きだったなんて、知ってはいたけど、彼はホントにホントにロマンティストだったんだなぁ(笑)
優しすぎるほど優しすぎて、いつも私がわがまま言って振り回して、最後まで傷つけてばかりだったけど。
でも、彼が、この映画に感動できる・・・そんな、私と似た感性を持っていたひとで良かった。
あのころ彼を好きだったことは、間違いじゃなかった。
・・・などと、昔の恋を懐かしく思い出しました(笑)

その後、私たちは友人付き合いに戻って、お互いの結婚式にも出て、互いに子どももできて、今では年賀状をやりとりするくらいの間柄になってしまったけれど。
ああ、久しぶりに彼にメールしてみようかなぁ。そんな気分になりました。



で・・・そういえば、昔のタカラヅカで、似たようなタイトルの作品がなかったっけ?
と思い出して、調べてみると。

本当にこの作品の舞台化だったんですね!

1995年10月、月組バウホール公演「ある日どこかで」。
アマミさんとヨシコさんのサヨナラバウだったんですねー。
・・・って、出演者をよく見てみると、ゆうひさんの名前が!!!

もしかして、昔からのゆうひさんファンの方は結構ご存じな作品だったんでしょうか。
いろいろググってみると、アマミさんがこの映画が大好きで、ずっと「宝塚でやりたい、やりたい」と言い続けて実現した公演だそうで。
他のメンバーも、ずんこさん、さえちゃん、だんちゃん、ミズさん、タニちゃん・・・と今思えば超豪華ですねー。
あの当時の人気絶頂のアマミさんのサヨナラバウだったら、きっとものすごいチケット難公演だっただろうし、当時のゆうひさんなんておそらくほとんどモブみたいな役だろうし(爆)、リアルタイムでご覧になった方はどれくらいいらっしゃるかなぁ。

でも、こんなふうに運命的な出逢いをした映画に関係する作品に、ゆうひさんが出てらしたなんて、なんだか運命を感じます(笑)

早速、ビデオを発見し、注文してみました。
感想などを漁っていると、ヅカ版の評判はそれほど良くないようですが、でも、楽しみ。
とりあえず、ビデオのジャケ写のリチャード@アマミさんが超絶美形で、それだけでも期待大です。
舞台の後ろの方や端っこの方で小芝居してるであろうゆうひさんを探すのも楽しみだわー(笑)
また観たら、ぜひ感想書きたいと思います。

コメント

こんにちは!↑の作品について、某動画サイトで、宝塚のこの作品観たことあります。祐飛さんも後ろにチョコット写っていました。きっと昔からの祐飛さんファンの方は、ご覧になったのでしょうね。映画の事は知りませんでしたが、昔の少女漫画(水野英子さん作)でも、同じような内容の話があって印象的だったのを覚えています・これが一番古いかな・笑、年がばれますね・笑
熱いサッカー話には反応できないので・笑、ちょっとお邪魔しに来ました。トラファルガーから広がったももた様のお話に触発?笑されて、次の観劇まで待ち遠しすぎて、私もいくつか話が書けてしまいました。砂漠のハヤブサ以来・・それだけ妄想する余地がある・・と祐事か・爆笑!

時々お邪魔させて頂いてます。
コメントも恐れ多いと思いつつ「ある日どこかで」の話題に食いついてしまいましたぁぁ。
たぶん、私の人生の中でナンバーワンの映画
です。海外ではじめて見て英語もわからないのに号泣しました。
本物の純度の高さというか映像、音楽、脚本、キャスティングすべてにおいてティストによどみがなく綺麗で…本当に綺麗で…。
勿論ビデオは持ってますが「午前十時の映画祭」のことは知りませんでした。
教えて下さって本当にありがとうございます。
またスクリーンで見たいと常々思っていたのです。
西宮に駆けつけようと思います!!

宝塚バウの「ある日どこかで」はジョン・バリーの曲は使えなかったようでガッカリしたのですが(あの音楽効果すごいですよね。流れてきただけで泣ける!)
シンプルながら宝塚らしくうまくまとめられていて、曲も優しくて、またアマミさんもヨシコさんもさりげにサヨナラオーラが凄くて…。
おっしゃる通りチケット難でしたが何とかゲットして何回か観ることができました>懐かしい!
だって、自分の中で最高の映画をまさか宝塚でやってくれるとは思ってもみなかったから。
(ゆーひさんリチャード役似合うと思いません?コソッ)

ゆーひさんは、もう可愛くて可愛くて台詞はひとことふたことくらいですが(爆)
ピンクのスーツが印象的ですっ(この頃ピンクのスーツが多かった。たぶん、エールの残照の新公でも着てました)台詞はラストの方で大道具さんみたいな役でなんか言ってたと思います(爆)
ネタバレになっちゃいますね、すみません!
映像楽しんで下さい。
また感想も楽しみにしています。
では、今日も「ソーラパワーを感じろ♪」
との命令に従いネルソン提督観てきます!!

「ある日どこかで」あまりにも嬉しくて最初からとばして申し訳ありませんでしたっ。

反応ありがとうございます

yumさま>

水野英子さんの漫画は、本当にどれも素敵ですよね。
乙女心がキュンキュンして(笑)
私も大好きです。

ありがとうございます!

通りすがりのMさま>

初めまして。コメントありがとうございます。

「ある日どこかで」、本当に素晴らしい作品ですよね。
私にとっても生涯ナンバーワンの作品になりました。
昨日からずっと、あのラフマニノフのメロディーが波のように頭の中に響いて離れません。

>本物の純度の高さというか映像、音楽、脚本、キャスティングすべてにおいてティストによどみがなく綺麗で

ホントにそうですよねー。
かかわった人すべてが職人的に自分の最高の仕事をしたものの結集というか、「アメリカの良心」を感じる映画でした。

そして、ヅカ版もご覧になっているとは!
貴重なお話ありがとうございます。

ピンクのゆうひさん、可愛いだろうなー(笑)
そう、私も、もし再演するなら誰がリチャードに合うだろうなー、今のゆうひさんなら、こんな端正な白いヒーローも似合うんじゃないかなー、なんて思ってました!

反応いただけて嬉しかったです。
また気軽にコメントしてくださいね。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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