6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-04

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虚無の果てに@雪組バウ「オネーギン」観劇感想

11月6日11時「オネーギン」、15時「愛と青春の旅だち」、どちらも千秋楽直前に滑り込みで観てきました。

実は先月は、「はじめて愛した」と星組新公も観ていて、感想も途中まで書いているのですが、なかなか書き上げられなくて(汗)

とりあえず、「オネーギン」を先にアップします。
やはり、「景子センセのバウ作品に外れなし」。
美しく悲しく、でも、ロシアの大地のように骨太で確かなメッセージをうたいあげる物語。
2幕は涙が止まりませんでした・・・。


あ、もう残すところ今日1日ではありますが、本日初めてバウに行かれる方へ。
バウの客席、かなり寒いです。
いつもバウって、こじんまりとした空間だからか熱気で暑すぎるくらいなことが多いのに、今回、演出上(? ・・・舞台の上は結構風が吹いてるみたいで、セットの奥の方が揺れてたりした)か空調のせいなのか、すっごく寒かった。
座席位置によっても違うのかしら・・・少なくとも、私が座っていた段上がりセンター近くは相当寒かったし、幕間や終演後にそう言ってる人がたくさんいました。
ぜひぜひ、暖かい格好でお出掛けくださいませ。


※ネタバレしてますので、ご注意くださいませ。

いきなりですが。
原作やオペラの内容は、本当に微かにしか知らない・・・という程度だったので、ラストにびっくりしました。
ええっ、「オネーギン」ってそういう話だったんだ、って。

後で調べたら、原作はオネーギンがタチヤーナに拒絶されたところで終わっていて、彼が革命に身を投じるという展開は景子センセのオリジナルなんですね。

でも、それがちゃんと必然だった。

変わりゆく時代、貴族として生きる意味を見いだせず、世の中を醒めた目で見ながら虚無的に生きてきた、いわば人生の傍観者だったオネーギンが、最後に自らの人生を選び取る。

そういう物語として、「植田景子の『オネーギン』」として、きちんと再構築された作品でした。



役者がまた、みんな適材適所で。

トドさまのオネーギンは、久々に「ニンに合った役」。
ビジュアルも(特に2幕、お髭が生えてからが一段と素晴らしい)、退廃的で虚無的なたたずまいも、トドさま以外に考えられないくらいぴったり。
これは、作品のクオリティ的にもトドさま自身のクオリティ的にも、トドさまファンの方は何の迷いも憂いもなく通い倒すことのできる作品だっただろうなぁ、と思いました。


タチヤーナ@ミミちゃんもすごく良かった。
1幕の内向的で、でも本当は情熱を秘めている娘、もよく表現できていたし、人妻となった2幕のしっとりと落ち着いたあでやかさも目を見張りました。
何より、トドさまとすごくお似合いだった。

・・・で、そこにこそ、残念だけど、ミミちゃんがキムちゃんの相手役に選ばれなかった理由があるような気がしました。

これまで、雪組の公演で、ショーも含めてキムミミが組む姿を何度も観てきたけれど、私、その並びをあまりいいと思えなかったんですよね。
ミミちゃんって素顔はとっても可愛いんですけど、舞台化粧すると妙に大人びるというか老けて見えちゃうというか(爆)・・・で、キムちゃんのキラキラアイドルビジュアルとはあまり合わないような気がしていたんです。
今回、トドさまと並んだミミちゃんを観て、ああ、やっぱりミミちゃんには、うんと年上の大人の男が合うんだわ・・・としみじみ思いました。

(ちなみに「はじ愛」のキムあゆもすっごく似合ってて、ああ、やっぱりキムちゃんにはあゆちゃんの持ち味の方が合うんだな、と思いました。つか、あまりにも相性が良かったので、なんでこれがトップコンビお披露目じゃいけないんだ、とあらためて憤りを感じてしまったのでした(爆))

とはいえ、ヒロインとして、トップ娘役として十分なひとだと思います。
どうか劇団には、こういう娘役ちゃんを大事に使ってほしい。
歌も、声量はまだまだ弱いけど、娘役らしい綺麗な声で歌えてて、随分上達した気がします。
ジュリエット、ぜひぜひミミちゃんに頑張ってほしいです!


以下、順不動ですが。


ワシーリィー(オネーギンの叔父)@一樹さん、さすがの存在感。
こういうひとがいてくれるからこそ、こういう重厚な芝居が成立するんですよね。
全編通して、彼の深い愛情がオネーギンを包んでいる・・・常にその愛に包まれていたからこそ、オネーギンが人生をさすらってこられたのが見えて、特に2幕は号泣でした。

マリーヤ(オネーギンの母)@美穂圭子お姉さま。
景子センセ作品の母キャラには欠かせない圭子お姉さまですが、今回も素晴らしい仕事っぷりです。
ロシア貴族の威厳と、息子に対する厳格さと愛情が、せりふや立ち居振る舞いの一つ一つに表れていて、はまり役でした。


レンスキー@ひろみちゃん。
相変わらずキラキラ。

ある革命思想家@キタロウ。
トドさまと対等な友人の役でしたが、すごく頑張っていたのでは・・・と、あのもみあげの気合の入り方を見て思いました(爆)
キタロウが革命を語ると、どうしても、ロシアンブルーのあの名台詞、「革命が俺を裏切っても俺は革命を裏切らない」を思い出してしまう・・・。


ニーナ@涼花リサちゃん。
オネーギンの愛人で花形女優。
女優らしい傲慢さもちょっとトウの立った感じもすごく出ていて良かったと思います。
特に2幕の再会の場面が、ああ、大人の男と女だなぁ、という感じで。
歌は・・・特に1幕、幕開きだけに、ちょっとつらかったですが。

カテリーナ侯爵夫人@杏奈ちゃん。
これも配役ぴったり!
こういう、品と威厳と美貌の必要な役は、実にハマりますね。


セルゲイ@にわにわ
いい味出てました!
特に2幕の最後、オネーギンが帰ってきた時の「ぼっちゃま」という呼びかけだけで号泣。
2幕ではラフスキー将軍役もありましたが、私はこの老執事役の方が好きでした。

14歳のエフゲーニィ@彩凪翔くん
新公で彼の美貌は知っていましたが、やっぱりキレイですねー!
ホント美少年で、正しい使い方でした。
先が楽しみ!

ダーリャ(タチヤーナの母)@ゆめみちゃんも手堅い。
平凡で典型的な田舎領主の夫人という感じがよく出てました。

ドミトリー@キング
軍服が似合って二枚目でした。
父の逮捕を知りながら、「いま動いてはいけない」とはやる仲間たちを抑える場面がオトコマエでした。

グレーミン侯爵@しずるくん
出番も少なく難しい役だったのでは、と思いますが、よく頑張っていたと思います。

オリガ@さらさちゃん
さらさちゃんといえば母性的で慈愛に満ちた役のイメージが強いので、この配役はちょっと意外でしたが、無邪気で残酷な明るさ、みたいなものが出てました。


あと、印象に残ったのは、久城あすくん。
彼が舞台上にいると、ついつい久城くんばかり見てしまう(笑)
「ソルフェリーノ」新公で、その美貌と歌と芝居の上手さで注目したのですが、つい最近、えりちゃんの妹だという事実を知りました(遅)
そう言われて見ると、確かにえりちゃんの面影がありますね。
えりちゃんの方が鼻と口の間が短くて小作りな顔で、久城くんは面長だけど、パーツじたいは似てるというか。
「ソルフェリーノ」新公の時はトドさまにちょっと似てると思ったのですが、同じ舞台で隣に立ってるのを見てるとそれほど似てるというわけでもないのかな・・・(汗)
オネーギンの召使いと革命派の青年の2役(主なものは)でしたが、召使いの方は可愛かったし、軍服姿もキレイでした。

ポリーヌ(ニーナの付き人?)@天舞音さらちゃんも可愛かった。
彼女は、前にも書きましたが、音楽学校受験前のスクール時代に取材したことがあるので、こうして役が付いて活躍してくれるとなんだか嬉しいです。

まなはるくんはセルゲイの息子と革命派の若者の2役。
私はミーシャ(セルゲイの息子)役の方が可愛くて好きでした。

朝風れいくんのグッデン男爵(ニーナの2幕でのパトロン)は一瞬でしたが、若いなぁ! って思いました(笑)
ニーナのパトロンにしては、ちょっと若すぎるかも。


他のメンバーは、ごめんなさい、細かく語れるほどチェックできてないのですが、みんな丁寧な芝居をしてるな、という印象を持ちました。


ああ、そして、景子センセのこだわりが随所に息づいた装置や美術、衣装の美しさ。
白樺の森の背景から、ロシアの冴え冴えとした空気が伝わってくるようで。
額縁のセットも印象的でした。
文学作品を1冊読み終えたような、深い感動の残る2時間半でした。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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