6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-09

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巨星堕つ

狂言師の茂山千之丞さんが4日、逝去されました。

87歳、という年齢だけ見ると、大往生のように思われるかもしれませんが、ついこの間まであんなにパワフルでお元気だった方がこんなに早く亡くなってしまわれるなんて・・・(涙)

ただただ残念です。


演劇担当を離れてから、なかなかお能や狂言を観に行く時間の余裕がなくなってしまい、最後に千之丞さんの舞台を拝見したのは、もう1年ちょっと前のことで。
最近、休演されてたことも知らなくて、突然の訃報に呆然としています・・・。

この数年間、取材で何度もお目にかかった千之丞さんは、「チャーミングな方」という印象が強いです。
立場的には「狂言界の“重鎮”」なんだけど、「重鎮」という言葉に似合わないフットワークの軽い方で。
ちゃめっけたっぷりの笑顔でラディカルなことをおっしゃるのが、やんちゃな少年みたいでホントに楽しかった。

いつも、若手のメンバーよりも一番お元気でエネルギッシュで、若々しくて。
長男のあきらさんたちが「よその土地で公演して京都に帰ってきて、僕らは疲れてそのまま家に帰るのに、おやじは祇園へ直行する」って暴露してた(笑)ほどでした。


普通の狂言会やお能の会の舞台もたくさん拝見したけど、去年だっけ、一昨年だっけ、京都の老舗ライブハウス「磔磔」で、長男のあきらさん、孫の童司さんと3人で狂言会をされたことがあって(そもそもそんな場所で狂言をやるっていうのが、茂山家以外ありえないシチュエーションですよね(笑))、事前にお話しをうかがったのですが、その時の、ベレー帽をかぶって、ギシギシいう古い木の階段を上ってこられた姿がなぜだかとても目に焼き付いてます。
会の当日も観に行ったのですが、立錐の余地もないくらい満員の狭いライブハウスで、すごく嬉しそうに舞台に立っておられたのが懐かしいです。

個人的に貴重な体験をさせていただいたのが、ある時、出町の茂山狂言会の事務所にうかがって、「思い出の品」についてインタビューしたこと。
60数年前、「釣狐」(狂言の世界では「これができたら一人前」的な、卒業試験みたいな曲で、だいたい20歳過ぎに披く(初めて演じる)ことが多い演目です)を披く時に手に入れた狐の面について語ってくださり、貴重な面を手に取らせてくださいました。
あの時のお話も、一から十まで本当に楽しかったなぁ・・・。
戦後間もないころで、狂言のお仕事がなかなかなくて、闇市で仕入れて商売してた、ってお話で。
この狐の面に出会っていなかったら、狂言師として生きるのをあきらめて、商売人になっていたかも、っておっしゃってました。
確かに千之丞さんなら、商才もすごくあるだろうし、そちらの道に進んでも成功しておられただろうなー、って思ったけれど、でも、よくぞ狂言の道に進んでくださった、お前のおかげだね、ありがとう、って、思わず狐の面を拝みたくなったものでした(笑)

私のような経験の浅い記者にもいつも丁寧で分かりやすく、ユーモアたっぷりに語ってくださって、しかも非常にクレバーでお話が上手で「字になる」ことを言ってくださるので、本当に取材のしやすい方でした。

いつお話をうかがっても、常に、何か新しいことに挑戦されてて、「次はこれがやりたい、あれがやりたい」とビジョンを持っていらした千之丞さん。
きっとまだまだ、やりたいことがたくさんあったでしょうに・・・。

もっともっと舞台を見たかった。
こんなに早いお別れは、つらいです・・・。

そして何より、実兄の千作師がどれほど気落ちしておられるかと思うと・・・(涙)
もう、ご兄弟の共演が見られないなんて、本当に寂しすぎます。

こんな型どおりのお悔やみの言葉なんか、生涯革命児だった千之丞さんは欲しくないかもしれないけれど、でも。

ご冥福を心からお祈りいたします・・・。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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