6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-10

「ヴァレンチノ」スペシャルトークショー観劇報告

2日目ソワレ+スペシャルトークショー、観てきました。

大ちゃんが来てました!
あと、誰か分からなかったけど、ちょっと離れた別の席に娘役ちゃんもいました。

そしてもちろん、杜けあきさんもご観劇。
最後に分かったのですが、初演ジューン役の美月亜優さん、再演デ・ソウル役の海峡ひろきさんもご一緒でした。


お芝居は、初日よりはだいぶスムーズになってたけど、カリンチョさんたちのご観劇ということもあって、やっぱりまだちょっと緊張が残ってるように見えました。

そして、トークショーが素晴らしかった!
タカラヅカって、なんて温かいところだろう、ってまたあらためて思いました。

時間は短かったんですけど、ものすごく濃いお話で、私たちもとても興味深く聞いたけれど、きっとあの会場じゅうの誰よりも、ゆうひさんにとって有意義なお話だったと思います。


【お芝居感想メモ】

明日(もう今日ですが)ももう1回観て、少し中休みに入るので、細かいツボはその後に書こうかなと思うのですが、とりあえず簡単にメモだけ。

初日に段取りっぽかった動きや、八百屋舞台の上でのちょっと危なっかしかったタンゴの動きとか、1幕ラストのゆうひさんのカポーテ遣いとかがずいぶんスムーズになってました(爆)

今日の涙腺決壊ポイントは、リングの上での記者会見の後でした。
女性記者に「サインしてください・・・シークよりって」って言われて、ルディーが「俺はシークじゃない」って言う場面で、初日はゆうひさんにロックオンして観てたんですけど、今日は、ジョージ@みーちゃんを観たんです。
そしたら、そのやりとりを聞いたジョージが、ルディーと同じくらいショックを受けた顔をして。
もう、そのジョージを観てしまったら、号泣でした。
優しくてあったかい・・・ルディーの心の痛みを共に感じてくれる友。
忠実なサンチョ・パンサ。
まだ2回しか観ていないけれど、みーちゃんジョージが好きすぎて泣ける。
私が今まで観た中で「ベスト・オブ・春風弥里」の役になりました。

その後は、もうずっとぐずぐず泣きっぱなしで。

初日は全く結末を知らずに観たので、こうして結末が分かっていて観ると、最後のパーティーでルディーとジューンの想いが通じ合うあの辺を観てても悲しくて切なくて涙が止まらないの。

ルディーの死の知らせを受けた後、ひとり歌うジューンも、両の瞳からハラハラと涙を流していて、それを観てまた泣けました。


小池修一郎はやっぱ天才だね(爆)
19年前(小池センセ自身が「再演版がベース」と言っているので、一応こちらの数字で)の作品だというのに、少しも古びたところがない。



【スペシャルトークショー】

終演後、ゆうひさんと初演・再演のルディー役、カリンチョさんのトークショーがありました。

あまりにも素晴らしい内容だったので、記憶が鮮明なうちに・・・と帰りの電車で必死に脳内テープ起こし(爆)をしながらできるだけ正確に会話を再現しようと努力して途中までメモしたのですが、後半部分は、帰宅してからご飯食べたりいろいろ家事をしたりしたので、だいぶあやふやになってるかもしれません。
例によって、発言の大意は間違ってないつもりですが、話の順番がごっちゃになったり、いろいろ抜けたり、脳内作文しちゃってるかもしれません。
その点をご了解のうえ、お読みください。


いったん幕が下りた後、客電がついて、でも皆、席についたまま、再び幕が上がります。
司会者に促されて、客席のカリンチョさんが舞台に上がります。黒のエレガントなパンツスーツ姿。
そして、ゆうひさんが登場。フィナーレラストの白タキ姿です。

何かのイベント公演(たぶん植爺の50周年イベントとかだった気がする)でカリンチョさんのトークを聴いたことがあるのですが、その時の印象は「フリーダムなトークをされる人だなぁ」(爆)というものでした。

今日も、いい意味でフリーダムで・・・上っ面の無難なお話ではなくて、同じルディー役をやる後輩、同じトップスターという立場に立つ後輩に対して、少しでも何か自分の経験が役立てば、という想いで、かなりぶっちゃけた話を一生懸命しゃべってくださるのが分かって、なんていいひとなんだろう! と感動しました。

というか、タカラヅカって、なんて温かいところなんだろう、って。
自分の現役時代に全然知りもしなかったような後輩のために、ただ「タカラヅカ」というつながりだけで、こんなにも当たり前に親身になることができる、それがタカラヅカなんだ、って。

そんなカリンチョさんを前に、ゆうひさんが終始下級生モードだったのがとても新鮮で可愛らしくて、いいものを見せていただきました(笑)


司会者:では大空さんからご挨拶を。

ゆうひさん:本日はご観劇くださいましてありがとうございます。宙組の大空祐飛でございます。今日は杜さんのお話を聴けるのを、皆さんと同じように楽しみにしています。

カリンチョさん:本日は・・・(って低い男役声を作りかけて)ってできればいいんだけど無理ね(笑) 今日は大空祐飛ちゃんとお話できるのを楽しみにして来ました。(普段、下級生扱いされるゆうひさんをなかなか観る機会がないので、いきなりの「ゆうひ“ちゃん”」呼びにちょっと嬉しそうにざわめく客席(爆))

司:今日は杜さんが観ておられる前で、いかがでしたか、緊張されましたか?

カ:ねえ、可哀そうに。いやだったでしょ?(笑)

ゆ:はい・・・あ、いや、はいではなくて(って慌てて立ち上がってぺこぺこするゆうひさん(笑))・・・緊張しました。まだ昨日が初日で、ただでさえ緊張しているので。でも、杜さんや他にも初演の皆さんが観てくださっていて、パワーもいただきました。

司:杜さんは大空さんが入団されたころのトップスターさんで、雲の上の存在だったということですが・・・。

ゆ:はい、私は『この恋は雲の涯まで』が初舞台で・・・

カ:えっ! うちの組やん!(急に関西弁になるカリンチョさん(笑))

ゆ:はい。

カ:あの、赤と黒のラインダンス、やってたん。覚えてるわー。そうなんや・・・

ゆ:『忠臣蔵』まで雪組にいさせていただいたんですけど・・・

カ:あら! 駕籠かきやってたん?

ゆ:はい! やってました!!!(すっかり下級生モードになって、嬉しそうなゆうひさん(萌))

カ:あらー・・・(驚)

ゆ:四十七士にも入れていただいて・・・

カ:ああ、あれね、男役全員入ったのよね。男役が44人しかいなかったんですよ。だから、あと3人どうする? とか言ってて。
そうなの・・・全然知らなかったんだけど、今初めて聞いたんですけど、そういうのを聞くと急に可愛くなっちゃうのよね。そんなに近い関係だったのねぇ(しみじみ)
今日、出演者の中で、知ってるのが組長さん・・・寿つかさ、スッシーっていうんですけど、スッシーしかいなかったんですけど・・・スッシー可愛かったんですよ。それが、こんなおっさんになってねえ・・・。
(客席爆笑)
もう、男子トイレに入っても全然大丈夫! なくらいダンディなおっさんになって。褒め言葉よ。後で言っといてね(笑)

ゆ:あ、きっと(楽屋で)聞いてらっしゃると思います(笑)

カ:いやあ、時が経つってこういうことなんやねぇ。


司:今日はご覧になって懐かしかったですか。

カ:うん、懐かしかった。・・・というか、こんな大人っぽい作品だったんだ、と思いましたね。自分がやってた時は、客観的に観られなくて、ルディーに入り込んでいたので・・・今日初めて客観的に観て、こういうふうになってたんだ! って気付いたところもあったりして。
あと、私たちの時と、セットもセリフも、音楽が多少変わってるくらいで、ほとんど同じなのよね。それが嬉しくて。


司:初演が25年前、再演が19年前ですね。

カ:そんなになるんやねえ。

司:大空さんは、再演すると聞かれた時、どう思われましたか?

カ:私もそれを聞きたかったの、どうしてルディーをやりたいと思ったのか。

ゆ:もともとこのミュージカル「ヴァレンチノ」は憧れの、大好きな作品で、何度もビデオで観ていたのと、それと、ショーでヴァレンチノの心情をソロで踊る、という場面をいただいたことがあって、その時にすごくヴァレンチノという人物に興味を抱いたんですね。
でも、私が思っていたのと、この作品のルディーは全然違いましたね。なんというか、もっとスターとしての華やかな部分が目についていたけれど、この作品ではそうじゃないじゃないですか、もっと「アランチャ!」っていう感じの部分が・・・。


カ:そうね。私は初演の時、2番手になりたてくらい、25、6歳のころで、これから自分の男役をどう作っていこうかと思っていた時期に、「アランチャ」に・・・この作品の中の歌詞にものすごく助けられたの。
「♪白馬の王子でもない、都会の紳士でもない、エキゾチックなエトランゼ」っていうのを聞いて、これだ! って思って。
白馬の王子は・・・紫苑ゆうさんがいてはるわ
(客席笑)、都会の紳士も誰誰さんがいてはるわ、じゃあ私はエキゾチックなエトランゼだな、と。
それがどんなものかはよく分かっていなかったんだけど、でも、自分は他の人とは違う「エキゾチックなエトランゼ」を目指すんだ、という方向性を定めてくれた、本当に思い出に残る作品になりました。
そしてね、トップになってもう辞める直前に再演させていただいて。
その時は、もう、スターの孤独とか苦しみとかを実際に経験しているわけじゃないですか。
私ね、再演の時に、いつも演じていて胃がキリキリする場面があって、神経性胃炎だったんだけど、それが千秋楽の次の日になったらすっかり治ってて。あれはルディーの痛みだったんだ、って思いましたね。それほどルディーに入り込んでいたんだなって。


司:ちなみに胃が痛くなった場面というのはどの場面ですか。

カ:そりゃあ、ボコボコに殴られて、いろいろあってね。
・・・スターってね、八方塞がりになると、本当に八方塞がりなのよ。
きっと祐飛ちゃんも経験してると思うけど、何かつらいこととか苦しいこととかあっても、同じ立場のライバルには言えないし、親とかにも心配掛けるから言えないし、とか・・・本当に孤独なのよね。
そんなふうに、私も、誰にも相談しちゃいけない、全部自分で解決しなきゃいけない、完璧なスターじゃなきゃいけない、って孤独に入り込んじゃってたのね。
ホント私ね、千秋楽終わったら病院に行こうと思ってたのよ。それが、千秋楽が終わったらすっかり治っちゃって。


司:大空さんにも、そんな、胃が痛くなるような場面はありますか。

ゆ:私は・・・そうですね、逆に、これまで割と完成された大人の男性の役が続いていて、でも、この作品のルディーはそうじゃないじゃないですか、まだ、未完成な部分が多いというか、これから完成されていくというか。
それが、どうしたらいいか難しくて・・・。
今回、本当に初日の前に楽屋で「もう帰っちゃいたい・・・(泣)」ってなっちゃって。
ルディーって、自分をさらけ出すじゃないですか。
それを演じるには、自分でもお稽古場や舞台で自分をさらけ出さなきゃいけないんだけど、なんか、それをするのが怖くて・・。ルディーという役はとても好きなんだけど、でも、ルディーに入り込むのが怖くて。
なんかいろいろ考えてたら涙が出そうになったり・・・泣きそうになったり、っていうことがよくあって。


カ:でもきっとそれは、祐飛ちゃんがルディーになってるからなんだと思うよ。泣きそうになるのは、それはルディーの涙なのよ。
ルディーってね、スターになって・・・歌詞にあるじゃない、「♪怖くない、挫折も・・・
(ごめんなさい、ここ、ゆうひさんと2人で一緒に口ずさんでおられたんですけど、この先の歌詞忘れちゃった(汗))」って。あの、アランチャをつかんで・・・それまでつかんだものを全部捨てて、そぎ落として、自分が本当に求めるものは何なんだろう、本当の愛って何なんだろう、って考えるのよね。
それを、小池先生が素晴らしい歌詞を書いてくださってるんだけど・・・本当にね、役者が役者を演じるというのは、とても難しいけれど、とても貴重な経験よね。
(大きくうなずくゆうひさん)
今日ね、プログラムをいただいて読んでたんですけど、ここに小池先生が長い文を書いてらして・・・(と手にしていたプログラムをめくりながら)最近ね、ちょっとこうやって見るようになったのよー(って、ちょっと老眼の人っぽくプログラムを遠くに掲げるカリンチョさんに客席笑)

司:貴重なお姿ですね(笑)

カ:そう、この中に・・・「純粋な魂が栄光を掴むが挫折。再生を目指すが志半ばで肉体は滅ぶ」のは私の永遠のテーマである、って。
あ、そうなんだ、これが小池先生のテーマなんだ、って思って。
これ、今や飛ぶ鳥落とす勢いの小池先生の・・・
(客席笑)本当よ、この間落としてたところ見たもの(笑)、そう、これが小池先生の処女作だっていうのがね! さっきも楽屋でお会いして、先生、よくこんなの書きましたね、って言ってたんですけど(客席笑)
でも、これって小池先生そのものなのよね、作っては壊す、というか。
お稽古でもそうじゃない? 褒めて褒めてたたき落とす、っていうか。
(激しくうなずくゆうひさん。客席笑)
そうでしょ、私ももう何回もやられてるのよ(笑)
でも、これって男の人のロマンなのかなーって。石原裕次郎さんでも、古くはジェームス・ディーンでもそうだけど、どんなに栄光を掴んでも、早死にしてしまったら後には何も残らない・・・まあ、映像は残ったり、伝説になったりはするけれども、でも、って。そういうのって、男の人のロマンなのかもしれないって思うのよね。
それが、やってる時に分かってたら良かったのになー、って思いましたね。
まあ、だから・・・涙が出たりするのは、それだけゆうひちゃんがルディーに近づいてるからよ。大丈夫、間違ってないわよ。


ゆ:そうでしょうか・・・ありがとうございます。

司:なんだか途中から、杜さんがとっても優しーい目で大空さんを見つめていらして、大空さんはすがるような目で杜さんを見ていらして・・・(客席笑)

カ:親子みたいでしょ(笑)

司:きっと、同じトップスターという経験をされたお2人、ルディーを演じられたお2人だけに分かることがたくさんあるのだと思います。
まだまだお話をうかがいたいのですが、そろそろお時間で・・・。

カ:最後に紹介だけさせてくれる?
今日ね、ここ(舞台上)には上げたくないんだけど、初演ジューン・マシスが来てます!


促されてその場で立って会釈される美月亜優さん。

カ:もうね、普通のおばさんになってるから(笑) そして、再演のデ・ソウル、海峡ひろきも!

ロングヘアのしっとりした雰囲気の海峡さんも立ちあがって会釈。

カ:ね、あんなに濃かったのに、今じゃあんなに髪も長くなって(客席笑)
こんなふうに、私たちも同窓会みたいに集まることができて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

最後にゆうひさんがひとこと締めの挨拶をされたはず・・・なんですけど、すみません、全く内容を覚えてません(汗)

とにかく、下級生モードで、食い入るように真剣にカリンチョさんのお話を、うなずきながら聞いておられるゆうひさんの姿が印象的でした。
きっと、いろいろ参考になることがあったのではないでしょうか。
正直、初日前に「逃げ出したい」とまで思われてたというのは意外でびっくりしました。
再演のプレッシャーが、やっぱり相当大きかったんでしょうか。
誰よりもゆうひさんのために「いい機会があって良かったですね!」と言いたくなるような、そんな有意義なトークショーでした。




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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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