6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-06

“楷書”の芝居の先には何があるのか@宙組バウ「ロバート・キャパ」感想その1

バウ「ロバート・キャパ 魂の記録」初日観てきました。

初日を観たい! という強いモチベーションがあったわけではないのですが、中日が始まったらスケジュール的にも気分的にもバウ行ってる場合じゃなくなっちゃうので、行ける時を考えるとこの回しかなくて。
これ1回しか観られないのですが、・・・もうちょっと深まってから観た方が良かっただろうな、というのが正直な感想。
きっとバウ後半や青年館で観る方とは全然違う感想なんじゃないかな、という気がします。



以下、ネタバレしまくりの超個人的感想です。
組子たちの頑張りには大拍手なのですが、作品全体や演出に関してはどちらかといえばネガティブな感想かと思いますので、その点だけはご了承のうえお読みください。



まず、作品じたいについて。

1幕が終わった時の素直な気持ちを書くと、・・・こんなにストーリーのどこにものめり込めず一瞬も心を揺さぶられない作品は初めてだ、と思いました(爆)
2幕になって、ようやく多少ドラマティックな場面があって、きっと私が凰稀かなめ氏のファンだったら泣けるんだろうな、と思えるような泣かせどころもあったのですが(場内からはすすり泣きも多少聞こえてきましたから)、それにしても。

プロローグが1954年5月25日のインドシナ。
その、「最期の瞬間」から暗転して、1933年のベルリンへ。
アンドレ・フリードマン青年がベルリンからパリへ行き、ゲルダや友人たちと出逢い、「ロバート・キャパ」が誕生し、スペインへ行き、ゲルダと別れ、・・・そしてパリに戻ってゲルダの死を知り、嘆きの中から立ち上がってゲルダの誇りだった「ロバート・キャパ」として写真を撮り続けることを誓う、までのストーリー。

どこにも破綻はないし、無難にまとまってはいるんだけど、・・・・・・で? っていう。

教科書に書いてあるような、ロバート・キャパの生涯をそのまま再現して提示しただけの脚本。

私、「ニジンスキー」は観ていないので、原田センセの作品は「ジュシャント」以来2作目なのですが、この2作品を観た感想は、ひとことで言えば、“楷書”で脚本を書く人なんだなぁ、と。

“楷書”であることじたいは別に悪いことではない、基本もできてないのに読めないような崩し字でしか書けないよりはずっとましかもしれないけれど、でも、その先には何があるの?
ロバート・キャパの生涯がどういう流れだったかはよーく分かったよ、でも、それで?
キャパの生涯を描くことで、あなたは何を伝えたかったの?
そもそもあなたには何か、伝えたいこと、表現したいこと、はあるの?
脚本家ってクリエイターでしょ、芸術家でしょ、芸術家にとって一番大事なのはそこじゃないの?

・・・って、小一時間問い詰めたい気持ちで一杯になりました(爆)

これまでキャパ側(遺族?)から許可が下りなかった上演がなんで認められたのか分かったような気がした。
サイトーくんもイケコもやりたがってたんだっけ?
あの2人だったらキャパを素材にどんな作品になるかできあがるまで分からないけど、原田センセだったら史実通りの生涯をそのまま描くだけだもんね(爆)
・・・つか、本気で、キャパ側がそこまで原田センセのことを調べ上げて害なしと判断したうえで許可したんじゃないか、と思うほど、何の驚きも発見もないストーリーでした(爆爆爆)



トップコンビと2番手しか書けない、というこれまでに比べると、もう少しスポットの当たるスターの数は増えていたけれど、でもそれははっきり言って(原田センセの技術上の問題なのか、劇団の意志なのかは分かりませんが)2番手不在な分、4番手格が5人くらいいて均等に割り振っただけ、という気もします。
みーちー(特にみーちゃん)は無駄遣い感が強いし、娘役はよりつらい。

原田センセの仕事で一番イイと思ったのは、プログラムの裏表紙がスタイリッシュだった、ってことかな(爆)



カテコでスタオベしている方もおられましたが、おそらく半分以上は立っていなかったかと。
組子の皆さんには申し訳ないけど、私も立ちませんでした。
脚本の足りなさを今後、組子たちが演技で深めて埋めていってくれるよう期待するしかありません。

そして、次の本公演については、脚本には全く期待せずに待とう、と決意を新たにしました(爆)
ああ、こんなこと言ってる私に、どうか土下座させてくださいよ、原田センセ。頼むよホント。




・・・いきなり毒吐きまくりですみません(汗)
キャスト感想は続きで。

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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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