6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-10

それでも、生きてゆく@雪組中日「若き日の唄は忘れじ」観劇つれづれ感想

あれから1年。

2月の名古屋に行ってまいりました。


去年は、長い長い夢が終わる前の最後のひとときを目に焼き付けるために通った、思い出多きあの劇場で、今年は、だいすきなひとがつくりだす新しい時の始まりを見守ることができる。

それは、思っていた以上に幸せなことでした。




…壮さん、そして、あゆっち。
トップコンビ就任、本当におめでとうございます。
お2人が、そして新生雪組さんが、たくさんの素晴らしい作品とめぐり逢えますように。



そしてそして、中日遠征を迷っておられる皆さま。

絶対! ぜーったい! 行くべきですよ!!!(爆)

お芝居は号泣、ショーは歓喜。
絶対に損はさせません!(笑)

さあ、あなたもぜひ2月の名古屋へ!!!



2月13日16時半公演を観ました。

中日は「紫子」「仮面のロマネスク」に続いて3回目なのですが、いつもいつも開演ギリギリに劇場に駆け込み、終演後はダッシュで帰宅だったので、名古屋観光はおろか、名物などほとんど味わう機会がなかった私。
ですが今回は、たまたま開演前に余裕があるスケジュールで、14時半ぐらいに名古屋駅に着いたので、「一人ひつまぶし」(笑)に挑戦してきました!

…味噌カツにしようかな、とも一瞬思ったのですが、先日、文楽劇場で鰻重食べ損ねてからずっと頭の中が鰻食べたいモードになってたので、若干お値段が張るとはいえ、ここはやっぱりひつまぶしでしょう、と(笑)

ひつまぶし、お店で食べたのは初めてだったので、ちゃんと店員さんにレクチャーを受けて、3つの食し方を順番に試しました。
私は、薬味のネギとワサビでいただく2番目の食べ方が、一番好みだったなー(笑)
ごちそうさまでした。




…とまあ、前置きはおいといて、お芝居の感想です。


タイトルだけは知っていましたが、初演も再演ももちろん未見の私。
今回、遠征前に原作の「蝉しぐれ」をささっと斜め読みした程度で、ほぼ予備知識なしで観ました。


…いやぁ、素晴らしかった!!!


日本人で良かった。
…そう思える作品でした。




何から感想を書けばいいのかなぁ。
うまくまとまらないのですが…。

とにかく、「この演目を壮さんのお披露目に、と思いついた人グッジョブ!」と言うしかないですね。

まず、文四郎という役が本当に壮さんにぴったり。
どんな時も真っ直ぐな瞳で前を見つめる、真っ直ぐな魂の武士。
剣を構える姿はもちろんバッチリ! だし。

何より、どんな理不尽な目に遭っても、若き日の淡い恋が踏みにじられても、それでも凜として生きていく……そんな、真の意味での「つよさ」を持つ文四郎というキャラクターが、まるで、タカラジェンヌ壮一帆そのひとにアテ書きのようで。

この役を壮さんに当ててくれた人に、ただただ感謝、です。


そして、2番手、3番手(格)スターと「刎頸の友」という設定。
特に今回、他組から戻ってくる形でトップとなった壮さんにとっては、2番手据え置きとなるチギちゃんとの関係は、外野から見ると気になるところではあるかと思うのですが、舞台の上で彼らが、「死ぬも生きるも一緒」というほどの深い友情を見せてくれるのは本当に嬉しくて安心できることだなぁ、としみじみ思いました。

(しかも、ちぎちゃんって、こーゆー役がホントに上手いし似合うのだわ。
「SAMOURAI」の渡会を思い出しました。
私、あの役も大好きだった(涙))


さらに、悲恋ではありますが、トップコンビがお互いをこれ以上ない狂おしいほど熱い想いで想い合う間柄だ、ということ。

私ね、今回、あらためて思ったんですけど、やっぱりお披露目は、トップコンビが熱烈に愛し合う話がいいなー、ってつくづく感じました。

まあ私はもともと比較的あゆっち贔屓な方ですが、なんていうか、文四郎@壮さんがふく@あゆっちを愛すれば愛するほど、観てる私の中にもあゆっちを愛おしく想う気持ちがどんどん膨らんでいくんですよね(笑)

私自身はファンというのもおこがましいようななんちゃって壮さんファンですが(爆)、トップさんのファンが、初めて生涯の伴侶として組む相手役、大切なお嫁さんを自然と可愛く、愛しく思える作品って、やっぱりお披露目にふさわしいな、って実感しました。

(だって、「銀英伝」は男役祭りで楽しかったけど、凰稀氏ファンがあれを観てみりおんを「ウチのヨメ」って愛しく思えるようになるか、っていうと甚だ疑問じゃないですか?(爆)
思い返せば「紫子」も、キリヤンとまりもちゃんの関係性は薄くて、そういう感情はほとんど湧いてこなかったし。
ちなみに、ゆひすみの場合はね、「大江山」をやる前に、もう銀ちゃんで組んだところを観てしまっていたから、ゆうひさんを通して初めて相手の子を知っていく、という感じではなかったからねぇ)




お話じたいも…本当に、いわゆる、「日本人好み」のお話ですよねぇ。

耐え忍ぶ愛。
我欲を押し殺して忠義のために、凜として生きるひとびと。

そんな物語を彩る、日本の四季の切ないほどの美しさ。
七夕祭りの、星のきらめき。
笹舟がさらさら流れる、澄んだ水の音。

この心の機微を、季節感を、風流を解せる、日本人で良かった。

そう思わせてくれる作品です。




終演後、なんとなく、以前、新歌舞伎座(今度オープンする方ではなく、大阪の)で見た杉さま主演の「拝領妻始末」を思い出しました。
あれも、藩主の理不尽な仕打ちに引き裂かれる若い恋人同士の悲恋の物語だからね。
切なくて哀しくて美しくて、大好きなお芝居だった。
「蝉しぐれ」ができるなら、「拝領妻」も十分、ヅカでできそうだなぁ。





ラストシーンは、原作と違うのですね。

どちらが正解なのか、私の中ではまだ答えが出ていないのですが、でも、いかにもタカラヅカらしいラスト、ですよね。

緋毛氈の上で、おふくがお酒をつぐ、あのつぎ方を見た時に、「あれは、あえての三三九度なんだよね?」って思ったのですが、帰ってきてからスカステで、壮さんが大関先生から「あそこは祝言のつもりで書いた」って言われた、という話を知りました。

そのうえで、もう一度思い返すと、確かに、最後まで契らずに終わるヅカ版のラストの方が、あの「祝言」の場面が…今生の最後の思い出に、せめて祝言の真似事だけでもしたかった、ふくの一途な女心がより胸に迫って、良いのかな、と思いました。
その前の場面で、与之助と萩の「本物の祝言」を見ているだけに、より一層切なくて…。

その点、原作は、いかにも男が、いや、おっさんが書いた物語のラストシーン、だよね(爆)
若き日の初恋の女性と、20年後、ただ一度だけ結ばれる。
男にとっては、やはり、実際にそのひとの「白い胸を見」なければ、どんなに心の底で想い合っていても、想いを遂げたことにはならないのでしょう(爆爆爆)




キャスト個別の感想も。
雪組さんにはあまり詳しくないので、おぼえがき程度ですが。

・文四郎@壮さんについては、もう上で書き尽くしたけれど、本当に大好き!(爆)
 冒頭の16歳も、特別若作りしてるわけじゃないのに(爆爆)、ちゃーんと16歳に見える。
 ちなみに、私は最初の方で与之助に「お前は剣はやめろ、むいてない」ってきっぱり言うところが大好き。
 そういうことをちゃんと相手に言えるひと、そして言い合える関係なんだな、って端的に示していて、とても素敵なエピソードですよね。
 さらに、大人になってからも、冒頭と何を大きく変えてるってわけじゃないのに、ちゃんと大人だってことが分かる。
 ああ、それにしても本当に、剣を持った壮さんは美しいです…。

・ふく@あゆっちは、前半はとにかく可愛くていじらしくて。後半は切なくて。
 江戸に行く前、文四郎に別れを告げに来て、母上から餞別を受け取ってしまい、何も言えずに泣きながら走り去る場面…号泣でした。

・小和田逸平@ちぎちゃんは、上にも書いたけれど、ホント大好き!
 文四郎が父と対面した後の場面、「泣きたいなら泣いてもいいぞ!」(だっけ? 不正確ですがすみません(汗))って言いながら自分が泣いてるのが、いかにも逸平≒ちぎちゃんらしくて、号泣でした。

・島崎与之助@コマも、こういう役はホント巧いですよね。ほっこりします。
 これで「雪組のコマ」も見納めだと思うと寂しいですが、壮さんもナウオンなどで何度も言っておられるように、1作でも一緒にできて…新生雪組の最初の作品にコマがいてくれて、本当に良かった、と思います。

・留衣@さらさちゃんは、原作には出てこない、ヅカ版のオリキャラですが、…いい役ですよね。
 あの時代に、自分の意思を主張することのできる、「私は間違った結婚をしました」と言える、強い女性。
 さらさちゃんらしい、存在感のある役でした。

・佐竹@大ちゃんを見てると、1年前はこのひとはここでベルロッシュだったんだ(爆)、と思うと、時の経つのはなんて早いんだろう、と思わずにはいられません。
 あまりしどころのある役ではありませんが、姿の美しさは相変わらずピカイチです。

・牧助左衛門@はっちさんは、渋いですねぇ。
 この、いい感じに枯れた、端正なたたずまいの父上が、ついこの前まで、誰よりもいなせでフェロモンをまき散らしていたを組のお頭だったとは思えません(爆)

・登世@みとさんは、「仁」に続いて武士の妻、母の役ですが、きちんと演じ分けているところがさすがです。

・石栗弥左衛門@ナガさんは、ひとことひとことから、温かい人柄、器の大きさが伝わってくる、これまたナガさんにぴったりのお役ですよね。

・武部@キングは、悪いヤツがハマってましたね(笑)
 賢い留衣さんが騙されるのも仕方ないイロオトコっぷりが素敵でした(笑)

・おふね@ヒメは、怖かった。迫力満点。さすがです。
 面会の場面の老母も、手堅く巧かったです。

・山根@翔くんは…なぜだろう、洋モノほど美しく見えないのが残念ですね。

・萩@あんりちゃんも、あまり和物が似合うタイプではないのかな…。
抜擢されている以上、お芝居、なんとかもっと頑張って! と思います。

・里村@にわにわ…ヤなヤツを徹底的に演じていました。

・加治織部正@がおり…位取りのいる役で、ちょっとまだ荷が重いかな、という気はしましたが、頑張ってます。

・みつ@さらちゃんは、あゆっち以上に丸い気がするのですが…(爆)
さらに、お化粧もあまり上手くないような気がするのですが…(爆爆)
可愛いし、お芝居は悪くないので、なんとかビジュアルの向上を目指してほしいです。

・小柳甚兵衛@央雅光希くんは、遺体の引き取りの話をしに来る場面、いかにも気弱で、根は優しくて、でも小心者で…みたいな雰囲気が上手くお芝居に出ていました。


お芝居で印象に残ったのはこれくらいかな。
モブメンバーはちゃんと判別できなくてごめんなさい。


とにかく、泣きまくって、幕間には目が腫れてしまいました(爆)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://rokulove.blog87.fc2.com/tb.php/657-dc9c2647
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

 

プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

大空ゆうひ/大空祐飛 (60)
蒼羽りく (2)
花組 (43)
月組 (53)
雪組 (18)
星組 (8)
宙組 (110)
宝塚・全般 (38)
宝塚OG (3)
ゆうひさん堕ちの軌跡 (3)
その他観劇 (8)
サッカー (301)
読書 (3)
ブログ (13)
日記 (15)
未分類 (0)
観光 (1)
スポーツ (1)
マンガ (5)
拍手御礼 (14)
更新連絡 (1)
映画 (2)
音楽 (10)

FC2カウンター

 

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード