6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-10

無垢な、赤子のような@星組「ロミジュリ」新公観劇感想

話題の星組新公観てきました。

超超超プラチナチケットだったので、入手にかなり苦労して、途中あきらめかけたんですけど、やっぱりまこっちゃんの新公初主演はひとつのエポックだし、観ておかねば…と。
そんなわけで、いつものように席を選ぶ余裕もなく、2階後方下手サブセン席での観劇でした。

「星組に、こんなに歌える下級生がたくさんいたんだ!」というのは大きな驚きでした。
全体的に、レベルの高い新公だったと思います。

そして、なんといってもまこっちゃん。
無垢な、生まれたての赤子のような、純粋なロミオでした。



新公演出は田淵センセ。
例によって、ざっくりナレーションで説明しておいて、仮面舞踏会から始まる構成なのですが、あれ、月のロミジュリの時ってどうだったっけ?
ナレーションの間に、幕前にキャピュレット家の人々って登場してたっけ?
カランちゃんがナレーションしてたのは覚えてるけど、その後出てきたちなっちゃん@死にあまりに心を奪われすぎて、愛と死以外誰か出てたかどうか記憶にないわ…(汗)


キャストごとの感想です。

■ロミオ@まこっちゃん(本役:ちえちゃん)

ひとことで言うと、ものすごーくハマってました。
キラキラで、可愛くて、ロミオを演るために生まれてきたようだ、とすら思った。

登場して間もない段階で、これが新公カット版であることを心から残念に思いました。
この、まことロミオでフルバージョンを観たかったよ。
タンポポの綿毛をふぅっ、ってするまことロミオが観たかったよ、と。

まことロミオは、「子ども」でした。
作品上は「成人している」はずのロミオですが、「少年」ですらなく、「子ども」。むしろ「生まれたての赤ちゃん」と言ってもいいかもしれないくらい。
本当に、ロミオの方こそ「まだ何も知らない」という歌詞がぴったりの。
神父さまが「お前の家に適齢期の人間がいたかな?」って考えてロミオのことが全然思い浮かばないのが当然って感じなの。

ロミオは幼くて、純粋で、彼を取り巻く世界は光に満ちていて、ヴェローナに渦巻く憎しみの深さ、昏さを何も分かっていなかった。
生まれて初めて見た美しいものにただ純粋に惹かれるように初めての恋に墜ち、自分と彼女は幸せになれる、その幸せが憎しみを拭い去ることを信じて疑わないロミオ。

それが、自分でも思いもかけずにティボルトを刺してしまい、突然襲ってきた闇をただ怖がって、自分の中にそんな、自分の知らない闇があったことに驚愕し、恐怖し、ただ泣きじゃくるばかりで。

一番象徴的だ、と思ったのが、追放になって神父さまのところに隠れてて、乳母がやってくる場面。
新妻の待つ初夜へ向かうのだ、と励まされる場面で、神父さまも乳母も、歌いながらロミオの両頰に流れる涙を優しく拭ってあげるんですよ。
あれ、本公演ってこんなことしてたっけ? ってうろ覚えだったんだけど、…してませんよね?

でもねえ、本当に、そうしちゃいたくなるロミオなんですよね。
誰もが過保護に、可愛がって大切に大切に、よしよしってしてあげたくなる。手を差し伸べたくなる。
そんな、無垢な魂のこども。

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のロミオとして、それが正しいかどうかはともかく、今の「礼真琴」が演じるロミオとしては100%直球ど真ん中のロミオだったと思います。


歌が上手いのはもちろん知っているけれど、何がいいって、完全に男役の歌声が、いいよね。
セリフ声はそこまで低くはないのに、歌い出すと、低音が豊かな楽器のように響く男役の歌声なんだよね。


全体を通して、初主演とは思えないほど堂々たるお芝居でしたが、バルコニーの場面の最後、降りかけてからのキスが、ちょっと段取り失敗してたよね(爆)
あれは、みれいちゃんの方のミスかもしれないけど、息が合わなくて、タイミングがおかしかった。
私、あのキスが大好きなので、超残念でした。

最後のご挨拶で、言葉に詰まって「泣かないって決めてたのに…」って涙声になったのが可愛くて、全客席がキュンキュンしました(笑)
いやあ、あれで、「ああ、まこっちゃんも人並みに下級生なんだなぁ」と思いましたよ(笑)

■ジュリエット@城妃美伶ちゃん(ねねちゃん)

歌とお芝居はとても良かったと思います。
セリフ声が美しい、ヒロイン声ですね。

ただ、ビジュアルが…(爆爆爆)
素顔は可愛らしいのに、ものすごーくメイクダウンしてたような(爆)
さらに、肩幅が広いのかな、まこっちゃんと並ぶから余計にかもしれないけど、パッと見の印象が「ゴツイ」って感じちゃうんですよね…。
(そう思う自分を、「いや、でもまあ、夢華ジュリエットのゴツさに比べれば…」と心の中でだましだまし取りなすもう一人の自分(爆))

つか、今までみりおちゃんを観てても何度も思ったことですけど、小柄で、しかもとびきり可愛らしい男役さんって、相手役選びが本当に難しいですよね。
超絶小顔で華奢で小柄な娘役ちゃんじゃないと…。
しかも、まこっちゃんがあまりにキラキラなので、どうしてもみれいちゃんが地味に見えてしまいました(ごめんなさい)

ロミオが赤ちゃん(爆)だったので、相対的に、ジュリエットがすごく大人に見えました。
しっかりしていて、賢くて。

■ティボルト@麻央くん(ベニー/マカゼ)

えーと…。
ごめんなさい、超辛口で申し訳ないのですが。

…死んだ後、ロミオと死とマキュと4人で踊る場面だけは良かったと思いました(爆爆爆)

■ベンヴォーリオ@夏樹れいくん(まこっちゃん/ベニー)

いやあ、私、彼の顔が大好きなんですよ(爆)
こんなに大きな役が付く日が来たなんて、感慨深いです。

ベンは最初の方は、緊張が見えたというか、もっと歌上手いかな、と思ってた割にはあれ、どうかな…と感じたのですが、場面を追うごとに良くなっていって。
「どうやって伝えよう」はすごく心がこもっていたし、その後の、マントヴァでロミオに会って、「ジュリエットは亡くなったよ」って言うセリフが、とても素晴らしかったです。
悲しみ、親友への同情、絶望…などなどがないまぜになった、夜の湖のような静かな、静かな声音。
耳に残りました。

■マーキューシオ@紫藤りゅう(壱城氏/みっきぃ)

こんなに芝居したり歌を歌ったりするのを初めて見ましたが、思った以上に、というか、普通に上手かったです。
あ、最後の死ぬところの歌だけは、あまりに勢い良すぎて瀕死の人に見えなかったけど(爆)

髪はルビー色を大胆に使った鬘(ですよね?)。髪型は違うけど、みっきぃのと同じような色です。

私、もともと、顔が結構好みなんですよねぇ…。
この期の男役の中で、たぶん一番好みの顔。
それが、実力もちゃんとあるのだと今回初めて知って、あらためて残念な気持ちで一杯です。

ああ、本当に、96期でさえなければ。残念。

■ロレンス神父@ひろ香くん(英真さん)

ひろ香くんも歌が良かったですね。

一番最初の場面は、ちょっと厳しすぎる感じがしたんですが(薬草を落としたロミオを叱るところとか、怒鳴りつけるような感じで、違和感がありました)、場面を追うごとに優しく温かみが出てきたように思いました。

■乳母:風ちゃん(さやかさん)

さやかさんの乳母が史上最高の乳母なので、それに比べると、包容力が足りないなぁ、と思っちゃうのですが、でも、新公学年の娘役でこの役をここまでできたら十分ですよね。

あらためて、歌の上手さにびっくり。
ソロ曲、地声とファルセットの切り替えには圭子お姉さまですら苦労していたと思うのですが、境目が分からないくらい自然で、技術的には歌いこなしていました。
月新公で、はーちゃんが苦戦していたのを見ていただけに、感嘆しました。

あれで、感情がもっと乗ると文句なしなんだけどなぁ。

全体的に、セリフ回しがすごくナチュラルであまり芝居がかっていない感じがしました。
歌の後の「さあ、準備を」っていうセリフが、とても低くて優しくて、印象に残りました。

ただ、やっぱりビジュアルといい芝居といい、ヒロインよりもこちらの方がニンの役者さんだなぁ、とは思った。

■キャピュレット卿@レイラくん(ヒロさん)

お髭がダンディで、誰だっけ…と思ってたらレイラくんだったのね。
こんなに歌えたんですね~。

キャピュレット卿は、「ママは夫を愛したことはないと言ってた」うんぬんとジュリエットに言われて、「冗談だろ」と言うセリフの言い方が人によって全然違うのが、興味深いですね。
レイラくんは、すごく怒ったように、語気を強めていました。

■キャピュレット夫人@あんるちゃん(コロちゃん)

綺麗だった!
あだっぽくて、歌も上手くて、迫力があって良かったです。

■モンタギュー卿@凰姿有羽くん(みきちぐさん)

あまり見せ場のない役なので、印象に残る場面がなくてごめんなさい。

■モンタギュー夫人@珠華ゆふちゃん(花愛さん)

最後の「罪びと」は、あんるちゃんともども聴かせてくれました。

■ヴェローナ大公@飛河蘭くん(まさこ氏)

大公もソロがなくなったりして見せ場が減ってるので、これというポイントがなくて…すみません。

■パリス伯爵@音咲いつき(みっきぃ/壱城氏)

パリスも初登場場面がないので、あまり印象に残らなかったかな…。

■死@ポコちゃん(マカゼ/麻央)

ビジュアルは綺麗だったし、なんかヌメヌメした感じで気持ち悪くて良かったと思います(爆)

でもね、ごめん、死は(もちろん真風くんの死は別格ですが)、ちなつちゃんの死があまりにも「死」そのもので、完成度が高く素晴らしい死だったので、私の中ではあれを超える死はちょっとやそっとじゃ出てこないかな、と思います。

■愛@凰羽みらいくん(どいちゃん/まこっちゃん)

えーと…ごめんなさい、ビジュアルが「愛」じゃないと思った(爆)
ある程度大柄な男役にやらせるなら、やっぱり顔が相当綺麗じゃないとだめだと思います(爆爆爆)



あとはアンサンブル。

赤チームは、やっぱりわかばちゃんが群を抜いて目立つので、ついつい目で追ってしまいました。
うーん、でも…初演梅芸で、青チームのわかばちゃんがめっちゃ目立ってたんですけど、あれから3年で、しかも新公で、まだアンサンブル…と考えると、やっぱり役少ないんだなぁ、とあらためて実感しますね…。

青チームは、ごめんなさい、紫りらちゃんの爆乳(爆)にばかり目がいってしまいました(爆爆爆)
なんでよりによってりらちゃんにあの、胸元が一番大きく開いたお衣装なの…(爆)



ああ、それにしても、このところあまり新公に行けていなかったので、観られて嬉しかったです。
やっぱ新公って楽しい!!!





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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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