6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-10

心をあらわにして生きていけますか@月組「夢の浮橋」観劇報告

ようやく月組観てきました。
27日15時公演、ビデオ撮りの回でした。
特に大きなハプニングもなかったのでは・・・と思います。

あまり感想レポとか読んでなくて予習不足だったので、ありえないミスを犯してしまいました。

中盤、回想場面で柏木@みっしょんが出てきたので、
「あー、やっぱ和物のみっしょんは美しいなぁ・・・有間皇子以来だもんねえ・・・目の保養だわー」
とオペラで眺めていたら。

超エロいと評判の、アサしずくのせり上がりラブシーンを見逃してしまった・・・orz

気づいた時には、もうせり上がり完了してしずくちゃんが衣装を整えてしまっているところでした(泣)

大野センセの「宇治十帖」。
とても期待して観ましたが。

確かに美しい舞台でしたが、やっぱ若干消化不良でしたかね。
政治と恋。
匂宮の、薫への執着と、浮舟に惹かれる気持ち。
大野センセがより描きたかったのは、いずれも前者だと思うのですが、タカラヅカの大劇場作品としてはヒロインとの恋もある程度描かざるを得ない。
そのため、どちらもやや中途半端になってしまった・・・というか、匂宮と薫の絡みが、説明不足だったんじゃないかと思います。

最初の宴の場面、薫じゃなくて五の宮が出てきたから舞うのをやめた、なんて、プログラムとかで解説を読んでなきゃわかんないんじゃないかなぁ。
匂宮が薫を意識してるっていうのも、最初は、時方@そのかや浮舟のセリフでしか表現されてないし。
薫の側の意識も、冒頭の、匂宮を制して光源氏と階段を上っていく場面とか、原作を熟知してれば、不義の子である薫が匂宮(たち源氏直系の孫)に対してどんな複雑な感情を抱いているかが分かるんだけど、知らずに観るとそこまで深く読み取れないだろうし。
もうちょっと時間があれば、書き込めたんでしょうけどねぇ・・・。

でも、源氏物語に対して真摯に向き合って作品をつくり上げた大野先生の思いは、しっかり伝わってきました。
やや難解・・・かもしれないけど、非常に質の高い、誠実な舞台だったと思います。

大野先生にとっての「宇治十帖」は、「光源氏不在の、その後の物語」という解釈なのですね。
匂宮も、薫も、女一の宮も、夕霧も、二の宮も、皆、今なお光源氏にとらわれて生きている。
光源氏という、あまりにも大きすぎる存在が、今なお宮中に、人々の心に、大きな影や空洞を残している。
そして、あまりにも大きな光にとらわれた人々は、誰も本当に幸せにはなれない。
そんな世界の物語。

自らを縛り付ける、その大きな光からなんとか逃げ出そうとしていた少年二人が、そこから永遠に逃れられない運命を受け入れ、大人への一歩を踏み出す物語。

・・・ラストシーン、一番最後の匂宮と薫のせりふを聞きながら、ああ、これはそういう話なのだな、と思いました。

女一の宮@あーちゃんの、

「心をあらわにして、生きていけますか、この宮中で!」

という押し殺した叫びが、作中最も心に響きました。

心に鍵を掛け、装わなければ生きていけない、宮中という世界。
そこに、最後まで必死で抵抗していた匂宮が、すべてを受け入れる。
これから先の長い一生、匂宮が心をあらわにすることは、もはやないのでしょう。
大人になるということは、なんと哀しいことなのだろう。
・・・そんな、切ない幕切れでした。

源氏物語については、思い入れが強すぎて、なんだか上手くまとまりません・・・。


登場人物に関して。

なにしろ、アサちゃんが美しい!!!
それがすべてです。

和物のアサちゃんは、なんでこう美しいんでしょうねぇ。
紅く染まった切れ長の目元から、フェロモンがしたたるようですよ(笑)
文字通り匂うような色気と切なさビームを振りまいている美貌の皇子を見ているだけで、チケット代のもとがとれます(笑)

私、子どものころ漫画「あさきゆめみし」が大好きだったのですが、その本編の最後の方で、まだ幼児の匂宮が登場するんですよね。私、その場面が特に好きで。

赤ちゃんのころ一時期、紫の上の手元で育てられてた匂宮は、特に可愛がられてて、紫の上の死の間際、療養している二条院に呼び寄せられて、そこで過ごしている。
今、手元に本がないのでうろ覚えなのですが、紫の上がちょっと気分の良い日、御簾を掲げて庭の木を見てて(桜だったかなぁ・・・)、そばにいる匂宮に「おばあさまが亡くなったら、あの木をおばあさまだと思って大事にしてくださいね」と語りかける。
幼い匂宮は涙目で「おばあさま、どこへも行っちゃいやだよ!」としがみつく。

私にとっての「匂宮」は、「宇治十帖」よりもこのイメージが強くて。
愛らしい、いとおしい幼子。
なので、成長した後の匂宮がどんなことをしても、なんか許せちゃうっていうか(笑)
アサちゃん匂宮は、私の中のイメージの匂宮に近い、子どものころのままの純粋さ繊細さを持った、いとおしい皇子で、満足でした。

薫は・・・難しい役ですね。
辛抱役で、書き込みが少なくて・・・正直、どう演じても魅力が伝わりにくいのではないか、と思う。
キリヤンは無難に演じていたとは思いますが、何かもう少し・・・と思ったのも事実。
とはいえ、じゃあどう演じればいいのか、と言われても、すぐには対案が思い浮かばない。
キリヤンですらこれなのだから、新公のるうちゃんにとっては、ものすごくハードルが高い役なのではないでしょうか。
るうちゃんがどんなアプローチで来るか、楽しみです。

キリヤンについては、私の好みで申し訳ないのですが、和物のキリヤンのビジュアルにあまりそそられない、というのも大きいかも・・・。
あと、公演も後半に入ってお疲れぎみなのかな、歌声が・・・もひとつだったのも気になりました。
いつもキリヤンは、公演期間途中から声がかすれちゃうんですけど、今日は、かすれてる上に張りもあまりなくて、セーブしてる感がありました。

浮舟@しずくちゃんは、和物があまり似合ってない感じが・・・。
淑女サリーの輝くような美しさを知っているだけに、ちょっと美貌が生かしきれてないなー、と思いました。

あいちゃんも活躍してましたが、なんといっても、この作品の実質ヒロインは、あーちゃんですね!
こんなに美しく華やかで、誰よりも「姫」な副組長が、かつていたでしょうか(笑)
女一の宮、かなりいい役ですよね。
匂宮が閨に入ってくる場面のやりとり、わかっててもドキドキしたー!!!(笑)
あのー、女一の宮は本当は幼いころから匂宮を愛していて、だからこそ独身を貫いている、って解釈でOKなんですかね、大野先生?(爆)
この二人で禁断の姉弟愛もののスピンアウトが見たいです(笑)

あひちゃんの二の宮、なかなか良かったんじゃないかな。
本公演でのあひちゃんの役の中では一番はまってたと思います。(つか、今までロクな役がなかったというか・・・(爆))
紅梅の中の君@らんちゃんとのラブシーンのところの歌がすごく良くて、「あれ、あひちゃん歌上手くなった?」と思ったのですが、ショーを見たら錯覚だと分かりました(笑)

時方@そのかは、どのシーンだったかな、源氏の召人たちにボコられるとこかな、すごい弱くてヘタレなのが笑えました。

それから、子役3人がカワユス!
特に匂宮@咲希あかねちゃん!
いやー、今回、ちゅーちゃんプッシュ来てますよねー。
涼しげな美貌の皇子で、確かにアサちゃん幼少のころ、って感じに近いかも。
薫@舞乃ゆかちゃん、女一の宮@花陽みらちゃんも可愛いのですが、ちゅーちゃんの美しさがずば抜けてて、オペラロックオンでした。

あと、小君@千海華蘭くんもオイシイ役ですね。
可愛くって目を引くわー。
前から可愛い子だなーとは思ってましたが、これで認知度も高まりそうですね。

マギーは、全ツあかねの時もそうでしたが、意外と和物にはまるのが面白い。
ショーの方の女装は完全にアメリカンだったのに(笑)

浮舟の侍女右近@美夢ひまりちゃんは、なんだかハリラバのカマラを思い出しました。いや、まあ、全然違うんだけど、どことなく。

そして、なんといっても、光源氏@萬さん。
クールビューティーな感じ、というか、血が通ってない・・・この世と別次元な感じが、この作品における光源氏にぴったりで、存在感がありました。

長くなったので、ショー感想はあらためて。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://rokulove.blog87.fc2.com/tb.php/68-35b56c3b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

 

プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

大空ゆうひ/大空祐飛 (60)
蒼羽りく (2)
花組 (43)
月組 (53)
雪組 (18)
星組 (8)
宙組 (110)
宝塚・全般 (38)
宝塚OG (3)
ゆうひさん堕ちの軌跡 (3)
その他観劇 (8)
サッカー (301)
読書 (3)
ブログ (13)
日記 (15)
未分類 (0)
観光 (1)
スポーツ (1)
マンガ (5)
拍手御礼 (14)
更新連絡 (1)
映画 (2)
音楽 (10)

FC2カウンター

 

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード