6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-04

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大恋愛物!!!@雪バウ「春雷」観劇感想

これこそが、まさしく「大恋愛物!!!!!」じゃん!



9月3日14時半の雪バウと、同日の花組新公を観てきました。
花組本公演は初日明けて間もなく観て、確かに美しく崇高な純愛で、蘭蘭コンビが大熱演してるけど、でも…「大恋愛物!」って、やっぱり、ロミジュリとかマノンみたいに、愛だけに生き愛だけに死ぬ、みたいな物語のことを言うんじゃないのかなぁ、シェニエさんって愛か詩人の誇りかどちらを選ぶか、って言われたら絶対詩人の誇りの方を選ぶよね…? と首を傾げてしまったので、「春雷」を観て、こっちの方がよっぽど正しく「大恋愛物」じゃん! って膝を打ちました。



主要登場人物すべてが現実離れした美貌で、これぞタカラヅカを観た! という気分にさせられる、眼福な2時間半でした。



デビュー作以来、どちらかといえばアンチ原田な(爆)私ですが。

原田作品の中では、今までで一番いい出来だ、と思いました。この作品、好きだ、って思った。
…ラストの、ゲーテに戻った場面がなければ(爆爆爆)

原田クンって、「華やかなりし日々」のレビューの場面とかもそうだけど、「絵」的に美しい場面を構築するセンスはあるんだよね。
その才能が、この正統派文芸作品では、いかんなく発揮されていました。

とにかく松井るみ氏のセットが素晴らしい。
ワールハイムを象徴する菩提樹(だよね?)の巨木、ワイマールを象徴する毒々しい造花を思わせる吊り物。
照明でつくる室内の表現も美しくて。
きわめてシンプルで、シンボリックなセットなんだけど、それが、世界観を見事に表現しています。

その世界で繰り広げられる、この世のものとは思えないほど美しいひとたちの、情熱的な恋。

本当に、なんというか、暖炉のそばで、革張りの装丁の分厚い本を1冊読んだような…そんな満足感がありました。


構成が枠組み構造になっていて、最後にゲーテに戻って、あっさり成功が舞い込んできて終わるのが残念でしたけどね(爆)

無理に二役にしないで、ウェルテルの恋だけに絞って描けばよかったのに、とも思ったんですけど、たぶん、原田くんは、オープニングシーンのあれをやりたかったんだろうなぁ。
大ちゃんを筆頭に、本を読むコロスたち、本当に美しかったもの。
特に、ザッキーの美形っぷりといったら!!!
あのひと、あまりにも演じる役が個性的すぎて忘れがちになるけど、本当に整ったお顔なんですよねぇ。

せめて最後は、ゲーテがウェルテルの物語を書き上げて、「あの美しいひととの思い出を、私はこの本の中に永遠にとどめよう。この本が多くの人に読まれれば、私たちの恋は永遠に生き続ける…!」みたいな決意表明をするくらいで終わっていればよかったのに。




翔くんは、本人比(爆)でずいぶん上手くなったなー、というか、センターに立つことに慣れて、スターらしくなったなぁ、と思いました。
ウェルテルの若さ、青臭さ、不器用な真っ直ぐさが、とても翔くんに合ってて、いい初主演作をもらったな、原田くん、その点は、座付き作家としていい仕事したな、とちょっと見直しました(笑)
(いや、ハリーのルパンも景子センセのシェニエも、主役がニンに合ってるとはとても思えないような作品が続いただけにね…(爆爆爆))


せし子は、とにかく美しかった。
BJの時は、髪型のせいかやつれすぎていたのか、額のしわが目立ってちょっと怖かったのですが、今回は綺麗で優しげでした。
まじまじ見ると、本当に、日本人離れした美貌のひとだよねぇ。
(そのカオから、あのゆるーい関西弁が出てくるところがまたご愛敬ですよね(笑))
ただ、声が、ソプラノのヒロイン声じゃないんだよねぇ。それだけが残念。


大ちゃんは、ジュシャントの時のみーちゃんばりに出番が少なかったですが(爆)、でも、二番手の敵役を立派に務めていました。
最後のセリフが切なくて…。
(そういえば、あのみーちゃんのナチス将校と、物語上の立ち位置的にはほとんど同じだよね、アルベルトって。どちらも、本当は女を心から愛しているけど、それを上手に表現できなくて…みたいな。萌えるわ(爆))


私、原作は遠い昔に一度読んだだけで、細かく覚えてないんですけど、少なくともこの脚本では、ロッテがアルベルトではなくウェルテルにひかれる理由が、恋の始まりの瞬間が、ものすごく明確に描かれていて、とても良かったと思います。
もうちょっと、ロッテが、もともとアルベルトを嫌いなわけではない(少なくとも、ウェルテルが出現しなければ、何の憂いもなくアルベルトと結婚していたくらいには彼に対して好意を抱いていた)というのが分かると、より切ない三角関係になったんだけどなー…。



その他のキャストは…。

あすくんは老け役が上手すぎて、老婆心ながら彼の将来が心配になります(爆)
確かに、翔くんがあーゆー感じなだけに、隣に上手い人がいると超安心なんですけど(爆爆爆)
でも、もうちょっと二枚目寄りの位置で使ってあげてよー。

ヒメも落ち着きがあって良かったです。

まなはるは、オイシイ役ですよね。彼も安定して上手かったです。
あゆみちゃんとは、正直あまりお似合いには見えないのですが(爆)、それも役柄的には合ってたのかも。

その、あゆみちゃんは、心弱く可憐な貴族の乙女を演じきっててあっぱれでした(爆)

ほたてくんも、出番少ないけど、コメディーリリーフ的な場面を達者に演じています。

ザッキーの行使も、貴族的なイヤミな感じがすごくよく出ていて、しかも美形中年で、とても存在感がありました。

あと、印象に残ったのは、村人たちの場面でセンターでソロを歌っていた男役くんが、すごく歌上手くてびっくりしたんですけど、あれは天月翼くんでいいのかな?
雪の下級生はあまりよく分からなくて…(汗)



そして、フィナーレは。

大ちゃんセンターの幕開けに涙しました(泣)
男役を率いる大ちゃん、娘役に囲まれる大ちゃん。
芝居で出番が少なかった分を埋め合わせするかのような演出で、原田クンGJ!、と思いましたよ(笑)




ちなみにこの回は、キムちゃんとまさこ氏が段上がりセンターで並んでご観劇でした。
最初、入ってきた時に客席もざわざわして拍手が起こって、キムちゃんはペコペコと頭を下げてくれました。
…が、私、実はご卒業後のキムちゃんのドラマとか全然見ていなくて、チラリと見えたヘアスタイルとか雰囲気がすごく女子っぽかったので、誰か娘役OGさんが来てるのかなー、と思ってました(汗)
幕間でやっと気付いた(汗)
翔くんも最後のご挨拶で「元雪組トップスターの音月桂さんが来てくださいました!」って嬉しそうに報告してて、呼ばれたキムちゃんはニコニコで、高く両手を上げて振っていました。




というわけで、「春雷」、かなり水準の高い舞台だったと思います。
これってバウのみなんだっけ?
これなら東上してもおかしくないレベルだと思うわ。
(WMWはファンとしては超楽しかったけど、でも、作品的には東上を許しちゃだめだと思う。その一線は劇団には守ってほしいと強く願います)



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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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