6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-06

第2幕の始まりに@「唐版 滝の白糸」初日観劇報告

オオゾラユウヒ第2章の始まりを、見届けてきました。

初めて観る女性役のゆうひさん(私、フローレンスはナマでは観ていないので)。
そこにいたのは、私たちがよく知っているゆうひさん以外の何者でもない、初めて観るはずなのにずっと前からこうだったように自然に思える、そんなゆうひさんでした。


以下、ネタバレあり感想です。



本題に入る前に、まずは余談を。

当日の遠征については、1泊するか、夜行バスで帰るか…といろいろ悩んだあげく、やはり出来る限り当日中に帰宅したい、と、ギリギリ最終の新幹線に駆け込む日帰り遠征を選びました。

本当は、ちょっと余裕をもって早めに家を出るつもりだったのですが、結局、午前中は仕事をしなければならなくなり、お昼過ぎに出発。

それでも、最初の目的地・上野には午後3時過ぎには到着し、ゆっくりするつもりでいたのですが、…上野の森って、魔境ですね(爆)

例によって全然下準備をせずに来たので、上野駅から公園を突っ切って歩き出した途端、国立西洋美術館で「ミケランジェロ展」やってる! 国博では「京都」展やってる! うわぁ、どれも見たい! ってなって。

それにそれに。

都美術館では、私の最愛の画家、ターナー展がまさにこの日、始まったばかりではありませんか!
私、学生時代、ターナーの絵を見るためにロンドンにホームステイしに行ってテートギャラリーに通ったことがあるくらい大好きなんですよ。
これはどうしても見なければ!!! となって。

そんなわけで、大急ぎで「仏頭展」を見に行き(仏教美術も大好き!)、ゆうひさんの音声ガイドを一通り楽しみ、ホトケさまも堪能し、その足でお隣の都美術館へ駆け込みました。

ゆうひさんの初日を見に来たはずなのに、なぜか美術館ハシゴをしている私…(爆)

久しぶりにたっぷり見たターナー、やっぱり良かったです。
テートのコレクションを大量に持ってきた、というのがうたい文句のようでしたが、さすがに「Light and Colour」と「Shade and Darkness」は来てなかったのが、ちょっと残念でしたが…。
ちなみに、今回の出展の中で、私が一番気に入ったのは、可愛い小さな鹿がたくさん描かれている風景画でした。
鹿びいきの私は思わず絵はがき買ってしまいました…(笑)

そんなわけで、ターナー展見終わったら、もう5時半近くて。

慌てて渋谷に向かいました。

あー、でも、本当はミケランジェロも見たかったなぁ…。
ちゃんと下調べして来るべきだったわ。




初めてのシアターコクーン。

当初、上演時間が約1時間40分、となっていたので、それなら多少開演が遅れたり延びたりカテコがあっても、ギリギリ、渋谷発21:04の山手線に乗れたら大丈夫だよね、と思っていたのですが(新幹線の最終が品川駅21:27発なのです)、開演前にお会いしたお友達から、「1時間50分」に変更されてた、と聞いて、最後まで見たら間に合わないかもしれない、とにわかに焦り始め(汗)

ゆうひさんの初日に対するドキドキと、帰りの心配のドキドキと、二重に緊張して開演を迎えました。



私、過去の上演は観ていないので、今回、初めてだったのですが。

正直、芝居は、…よく分からなかったです、やっぱり。

ただ、頭で理解しようとするべき芝居じゃないんだな、ということは分かって。
ただ洪水のようなセリフに身を委ねているうちに、あっという間に終わった、という感じでした。

(あ、ちなみに、初日は、時間きっちりに始まって、本編は20:40くらいに終わりました。カテコが数回あったけど、最後まで見て劇場を出たのが20:53頃でした。小走りで渋谷駅まで戻ったので、21:01の電車に余裕をもって乗れました)



予備知識なかったので、ゆうひさん登場までに40分くらいかかったのにはちょっと驚きましたが(笑)


ゆうひさんは、初日の緊張も強かったのでしょうか、明らかに、まだまだ硬くて、正直、上手いとは言いがたかった、です。

でも。

舞台の上に立つ姿が、なんというか、バーン、としてて、存在が鮮やかで。

ああ、素敵だ、と思いました。

お甲さんという役は、本来、もっと妖艶な役なんじゃないかな、という気がするのですが、ゆうひさんのお甲は、とっても可愛い、…ものすごーく可愛げのあるオンナでした。
なんというか、ゆうひさんがお甲を演じたというよりも、お甲をゆうひさん…いや、「ようちゃん」に近づけた、というように思えました。

ウルフカットの黒髪、赤いロングのワンピース越しに分かる脚の長さ、細さ。
くるくる変わる表情、今まで聴いていたのよりも心持ち高い、女性としての自然な声、それが時々、野太いドヤ声になる快さ。
真顔で正座、の可愛かったことと言ったら!

カテコでも、最初はまだまだ表情が硬くて、次第に表情がほころんでいっていたので、本当に緊張されたのだと思います。

1カ月余りの公演で、どんなふうに深化していくのか、とても楽しみになりました。



窪田くんは、「羊水にくるまれている」ようなピュアさ、ニナガワさんが何を求めて彼をキャスティングしたのか、よく分かる気がしました。
今はまだ、「何も分からずに体当たりしてる」感が強いけど。

(ああ、でも、きっと、竜也くんのアリダは素晴らしかっただろうなぁ、と思わずにはいられませんでした。あまりにも若い頃の藤原竜也にハマる役じゃありませんか。観たかったなぁ…)


平さんは、さすがの存在感だったけれど、でも、ご本人がこの役に苦労したであろうことはなんとなく分かりました。
平さんもきっと、実際に一度板に乗ったことで、ぐっと振り切れるのではないか、と思います。



何回目かのカテコで、蜷川さんも登場。
その後、最後のカテコでは、蜷川さんが唐さんの手を引いて登場されました。
私が唐さんに取材でお会いしたのは、もう7、8年前ですが、…ああ、老けられたなぁ、としみじみ思いました。この間、ご病気もされてますもんね。作品から、もっと芸術家然としたエキセントリックな人かと想像していましたが、取材でお会いした唐さんはとても丁寧で紳士的にお話しされる方でした…。

蜷川さんも唐さんも、笑顔でしたので、とりあえずは、満足いただける出来だったのかな…? それならいいのですが。



もともと、唐さんの作品も蜷川さんの演出も、特別好みではない私ですが、「滝の白糸」は思ったよりちゃんと楽しめました。
でも、リピートしたい演目か、って言われると、私にとっては全然そうじゃないなぁ…。
リピート前提のタカラヅカ時代とは違って、1回しか観ないお客が多くなるこれからの舞台。
老婆心ですが、本当なら、初日から「完成品」の演技を見せてくださるような役者さんになってくださったらなぁ(もちろん、それ以上のレベルで、初日から変化、進化していくのは全然ありなのですが)、と願わずにはいられません。

私は、後は大阪でお待ちしています。







ええと、ひとつだけ、ネタバレになっちゃうのですが。




ラストシーンのBGMは、過去の上演でも同じ曲だったのでしょうか。

あの、あまりにも有名な、「ワルキューレの騎行」。

私、ほんの3週間前に、あまりにも素晴らしい「ワルキューレ」を観て、魂を揺さぶられるほど大感動しただけに、音楽にものすごく引きずられちゃって。

ゆうひさんを観ながら、「これは、お甲は『戦乙女』ってことなの? 彼女はワルキューレなの?」って考えてしまって、余計に頭の中が「?」マークで終わってしまいました(爆)
そう、理屈で考えちゃいけないのに、思わず考えてしまって。



ああ、とりとめもない感想でごめんなさい。

とにかく。

一生に一度の、「オオゾラユウヒ第2章の始まりの瞬間」を、あの空間で共有できたことは、本当に幸せでした。
男役じゃなくなったゆうひさん、オンナを演じるゆうひさん、とか関係なく、このひとのお芝居を、これからも観ていきたい、これからも一緒に行きたい、と心から思えた夜でした。


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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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