6月のラブソング

ご贔屓は大空祐飛さんと蒼羽りくちゃん。永遠にスペシャルなのは本山雅志選手。そんなももたが日々のよしなしごとを自己満足気味につづる日記です。

2017-04

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あやかしの美@「新版 現代能 安倍晴明」観劇報告

いやぁ…美しかった!

「安倍晴明」@フェスティバルホール、観てまいりました。

「オオゾラユウヒの正しい使い方」をここまで理解しているとは、玄祥さん、すごいお人やわ…(爆)


演劇担当のお仕事をしていた時期から、こういう、お能や狂言と現代劇とか異ジャンルとのコラボ作品っていろいろ観てきましたが、正直、心から素晴らしい、と思った作品はありませんでした。
なんか中途半端な感じがして、変に現代語にしたりしないでお能はお能、狂言は狂言の方が美しいのになぁ、と思うことの方が多くて…。

ゆうひさんがご出演された「天守物語」も、ファンとしては楽しみましたが、作品としてパーフェクトか、っていうととてもそうは思えなくて。
もし、ゆうひさんが出演者じゃなかったら、積極的に観ようとは思わなかった…というか、出演者ファン以外の人に積極的に勧める作品ではなかった。

でも、でもね。

今回の「安倍晴明」は、舞台作品としての完成度がかなり高かったと思うの!
ゆうひさんファンじゃない人たちにも、自信を持って、「すごく良かった! ぜひ観てください!!」って言える作品になっていたと思います。


今回、夢のSS席をいただきました(笑)
ただ、かなり前方列の下手ブロックで、段上がりにすらなっていない所だったので、前の席の人の頭が気になったり、センター前方でのお芝居がかなり斜め位置になったりで、正直、ものすごく見やすいわけではなかったです(爆)
コンサートだとすっごくいいんだけどねぇ…。
昨秋の岡村ちゃんライブもこの会場だったので、岡村ちゃんのライブでこの席なら「神」なのに~! 岡村ちゃん必殺の「メガネ外してドヤ顔」芸が真正面で拝める席なのに~! と歯がみしました(爆)

…閑話休題。

今回、全く予習していかなかったので、入り口でいただいたチラシを観て、えっ、さーやちゃんもあずちゃんも出るんだ! とびっくり。
ただ、ストーリーは、事前に出ていたあらすじとはかなり違っていたようですね。
「葛葉姫」役と聞いていたゆうひさんは「榊の前」との二役の表記になっていました。

まず、「宮中術比べの場」。
闇の中から最初に現れた「語り部」が簡単な説明をしてから、舞台は清明の館へ。

この「語り部」、開演前に見ていたチラシによれば、南光さん(関東の方にはもしかしたらあまり馴染みがないかもしれませんが、関西人にはものすごーく馴染みのある噺家さんです)のはずなのですが、そして、声もよくよく聞くと、確かに南光さんのダミ声(爆)っぽいのですが、でも、極力個性を消して語っているようで、確信が持てないままハケていかれました(汗)

清明の館では、くつろいだ感じで座している清明様@萬斎さん。
私、「陰陽師」の映画はちゃんと観たことなくて、イメージだけなんですけど、なんかもっと中性的な印象があったんですよね。
そう、まさに、岡野怜子さんの描く漫画がそのまま三次元化したかのような。
でも、前方列で間近に観る萬斎清明は、見た目も声も、思っていたよりも男っぽかった気がします。

そこへ出てくる式神ちゃんたち。
さーやちゃんもあずちゃんも可愛い~!!!
舞を見せたり、いろんな手妻を披露したりして、清明様を喜ばせようと頑張る式神ちゃんたちが可愛いです(笑)

ひとしきり芸を見せた後、清明は宮中へ。
場面転換の間に、間狂言っぽく説明が入ります。

さて、次の場面では「花山帝」として登場した南光さん、今度はあえて素の桂南光っぽい大阪弁から入って、客席を沸かせます。この辺のしゃべりの「間」はさすがでしたね。

ここでやっと、玄祥師が登場。直面で、蘆屋道満を演じます。
ひと足動くだけ、ひと声出すだけで、さすがの存在感。

帝の前で、清明と道満は式神を使って術比べをしますが、清明が勝利を収めます。
飄々と去っていく清明を悔しそうに見送る道満…。

「榊の前骨寄せの場」。

道満は榊の前の塚を訪れ、清明の父・保名の恋人であった榊の前を甦らせる。

土の中から這い出してきたように、舞台の板の上を這い出てきたそのひと。
鬼女のような面をつけ、髪はぼさぼさで、低い、うなり声のような、怨霊の塊のような声を発するそのひとを、最初、ゆうひさんだとは気づきませんでした。
でも、役柄的にも、あの美しい指先も、どう考えてもゆうひさんだよねぇ…、と身震いします。
そう、「LA VIE」の時に、最初、あのタマラさんの声だけではゆうひさんと分からなかったのと同じ。
登場から「役者・オオゾラユウヒ」をあらためて実感します。

面を外すと、そこには確かによく知っているゆうひさんのお顔。
白い小袖、真っ赤な長袴姿のゆうひさんは、茨木童子を思わせるお姿です。
長袴で歩く動きがぎこちなくてちょっとヒヤヒヤしましたが(爆)

道満は榊の前を唆し、清明を呪わせます。
センター後方で、榊の前から葛葉姫のお衣装にお着替えするゆうひさん。
後見の人もお手伝いしていましたが、玄祥さんが自ら丁寧に豪華な打ち掛けを着せ掛けて、ゆうひさんの手を引いて歩いていくのがほほえましかったです(笑)

「都大路の場」。
宮中から帰る清明と、都大路をしずしずと歩いていく榊の前がすれ違う。
榊の前の面差しに、「母上…?」と振り返る清明。
何かが始まる、運命が動き出す…そこで1幕終了。あっという間でした。

打ち掛けを羽織ったゆうひさんの美しいこと!

「安倍清明館の場」。
清明が館で母を思い出していると、榊の前が現れ、葛の葉になったり、また一瞬で榊の前に入れ替わったりして、清明を翻弄する。
この入れ替わりがね、さすが、ゆうひさんの本領発揮、という感じで…。
母・葛の葉として、「化性の子…」って清明の頰に手を当てて哀れむ姿は儚く。
榊の前に戻って、清明に「保名さま…」ってすがりつく姿は妖艶で。
そうそう、こういうオオゾラユウヒを観たかったのよ! っていう満足感でいっぱいです(笑)

清明は榊の前が操られていることを見破り、彼女の背中に貼られた呪符をはぎ取る。
苦悶の表情で這いつくばるゆうひさんの姿は、全オオゾラ担が長年、大好物としてきたものに他なりません(爆爆爆)
ブラボー、玄祥さん!!!(爆)

「洛外一ツ家の場」

道満と清明の対決。
道満の術で榊の前は鬼となり、清明に襲いかかり、蜘蛛の糸を投げる。
これ、3回投げたのですが、ちゃんと美しく糸が広がっていたのにほっと胸をなで下ろす私たち(笑)
最後は、清明が榊の前の魂を鎮めます。

「一条戻り橋の場」
館へと戻っていく清明。
明け方(のイメージを抱いたのですが)の空を見上げた清明が、「…母に会ったような…」と呟いて、幕。
なんとも余韻のある、美しい幕切れでした。


今回、現代語に寄りすぎず、でも全く分からないような言葉遣いでもなく、そこのバランスが絶妙で、「能」としても「お芝居」としても満足できる作品になっていたように思います。

何より、玄祥さんと萬斎さんとゆうひさんの3人のパワーバランスがしっかり成立していたことが大きいと思います。
玄祥さんと萬斎さんはともかく、ゆうひさんのお役がこれだけ大きなお役で、きっとゆうひさん自身も大変だったと思うのですが、お二人がすごくゆうひさんをリスペクトして演じてくださったことが、舞台からひしひしと伝わってきました。
ゆうひさんは得意不得意がはっきりした役者さんだと思うのですが、今回に限っては、本当に底力のある役者さんなのだなぁ、と…また、企画演出の玄祥さんがそれを分かっていらして、その力をきっちり引き出す脚本、演出にしてくださっているなぁ、と感謝することしきりです。

本当に、1回ではもったいないような…
でも、1回きりだからこその幽玄の花を観たような、そんな気持ちになりました。







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プロフィール

ももた

Author:ももた
2005年5月からしばらくの間、演劇に関する文章を書くお仕事に携わっておりました。
(現在は別のジャンルの文章を書いております)
2006年5月、仕事で観劇した月組公演「暁のローマ」でカシウスに堕ち、坂道を転がるように現在に至ります。
タカラヅカとの出会いから立派なヅカヲタに至るまでの詳細は、ブログ内の「ゆうひさん堕ちの軌跡」全3回に書いておりますので、ご参照ください。
現在は、俳優としてのゆうひさんをまったりマイペースで愛でつつ、宝塚を中心に興味のある舞台を観ています。

2016年8月、9年前の初舞台から密かに(?)愛でてきたりくちゃんに、本格的に囚われていることをやっと自分で認めました。
これからはおおっぴらにファン道を歩きたいと思います(笑)

モトサポ歴は16年余。
何があろうと「モトヤママサシ至上主義」です。
同時に79年組を偏愛してます。
黄金世代は永遠です。
モトが18年在籍したクラブへの愛着はありますが、2016年は鹿観戦は少しお休みし、初心者ギラヴァンツ北九州サポとして一から勉強する所存です。

ヅカネタもサカネタも、基本的にミーハーかつフジョシ目線で語っております。
NGな方はスルーをお願いします。

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